迫力の「黒澤」ワークス仕様はサーキット走行専用車!|71年式 日産スカイラインHT 2000GT-R Vol.1

フルワークスのスタイルと黒澤仕様のカラーリングは、スカイライン伝説を継承するにふさわしいオーラをまとっている。

       
「JCCA富士ジャンボリー」のパドックに現れた赤/白のカラーリングが施された日産スカイラインHT 2000 GT-R。

いわゆるフルワークスと呼ばれる72年モデルのワークスGT‐Rをモチーフにしたスタイルをまとっている。ただし、このGT‐Rはレース車両ではなく、イベントではジャパンランとなるスポーツ走行に参加するサーキット専用車だ。

 このハコスカGT‐Rのオーナーは、千葉県在住の米島公夫さんで、2台目のGT‐Rとして手に入れたクルマだ。免許を取得した直後の10代の頃は、L型エンジンをチューンナップしていたが、当時は公認車検という制度もなく違法改造車となっていた。

そこで、堂々とオーバーフェンダー付きで乗れるGT‐Rを20歳の頃に購入したが、1台目は問題があり、すぐに現在の2台目に買い換えたそうだ。その後、15年前にボディをドンガラにしてフルレストアを施し、エンジンはアール・ファクトリーで2.2L仕様にチューンナップを行い、ストリートからサーキット走行など、精力的に走り回って楽しんでいた。


メーター回りはアール・ファクトリーによるワンオフで、パネルはカーボンを使用。メーターは、右から水温、油温、タコメーター、油圧、燃圧計をインストール。センターコンソールには、ハザードスイッチとキルスイッチを装備。



シートは運転席にフルバケット、助手席にダッツンコンペシートを装着。ロールケージは4点式+サイドの6点式だ。


純正100L燃料タンクを加工し、給油口とリターンを追加。FJ20型用燃料ポンプとコレクタータンクを装備する。



掲載:Nostalgic SPEED vol.004 2014年 07月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo: Masami Sato/佐藤正巳 Motosuke Fujii(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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