WRC参戦のために生まれたRC トヨタ セリカ GT-FOUR RC 1

       

FIAグループAホモロゲーション・ベースモデルとして 世界中に5000台がデリバリーされたセリカGT-FOUR RC。 そのうち1800台が日本国内で販売された。

 トヨタのWRC(世界ラリー選手権)ワークス参戦の歴史は、TA22セリカから始まった。1973年シーズンから始まるWRCを控えて、72年のイギリスRACラリーに、トヨタはプライベートでTA22セリカ1600GTを出場させた。

 ドライバーは後にTTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)を率いることになる、オベ・アンダーソンだった。TTEを拠点にWRCを戦うトヨタは、戦闘力の高い生産車も造り、82年にはグルーブBホモロゲーション取得を目的に、TA64セリカクーペ1800GT‐TSを200台販売。

 91年にはグループAホモロゲーションのベースモデルとして、セリカGT‐FOUR RCを世界で5000台販売した。そしてそのうち日本国内には1800台が振り分けられた。

セリカ外観1セリカ外観2セリカ外観3

掲載:ノスタルジックヒーロー2010年11月号増刊 ハチマルヒーローvo.14(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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photo : Satoshi Kamimura / 神村 聖

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