「大人になったら乗る」とにかくZに乗りたくて買って以来、気付けば21年|日産 フェアレディZ-L 2by2 Vol.2

全長は310mm延長されていて、ホイールベースが300mm延びていてるため、2シーターに比べるとクオーターピラー部分が間延びした印象がある。全高も10mm高い。

1969年にデビューしたフェアレディZは、2シーターのみの設定だった。ところが、北米やヨーロッパのマーケットからの要望もあって、74年には、全長を310mm延長した、4名乗車の「2by2」が追加されることになった。

 オーナーの神原さんは、スーパーカーブームの世代ということもあって、小学生のころから「大人になったら乗る」と信じ込んでいたそうだ。その思いは横浜での大学生時代に実現。知人が、乗っていた2by2を廃車にしたと聞き、個人売買で購入し、ナンバーを取得して公道に復帰させたのだ。



 当時は、旧車がブームになる前で、S30フェアレディZも高額ではなく、しかも、2by2は不人気車ということもあって、見向きもされない存在だった。ところが、当時大学生だった神原さんにとっては、そんなボディの違いがあるという知識もなく、なんの疑いもなく、憧れのフェアレディZを手に入れられるという気持ちしかなかった。



当時のオーナメントはメッキが剥がれてしまっている。



フロントシートのデザインは2シーターモデルと共通だが、2by2はシートの背中とオシリがあたる中央部分にファブリックが採用されている。



リアシートは大人が座るには狭いため、緊急時か手荷物置き用といったところ。ただし、ちゃんとシートベルトが装備され、ドアには後席用のオープナーを、コンソールには後席用の灰皿が追加されている。足元にはパンタジャッキを納めるためのステーが追加されるなど、2by2専用の装備がかなり多い。



リアウインドーは専用で、後方が開く。

Vol1へ Vol.3へ続く

関連記事:Nosweb.jp フェアレディZ に関する記事 一覧


掲載:ノスタルジックヒーロー2010年10月号 Vol.141(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryo-raw Shimizu/清水良太郎

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