実は専用パーツも多い!? 北米・欧州からの要請で登場した2by2|日産 フェアレディZ-L 2by2 Vol.1 

S30フェアレディZは、1969年にデビューした当初は、2シーターのみの設定だった。ところが、北米やヨーロッパからの要望により、74年に4シーターがラインナップに加わった。全長を310mm延長し、リアシートを装備。モデル名は「2by2(ツーバイツー)」で、型式はGS30となった。さらに、75年の排ガス規制に合わせ、76年7月には後期型のS31がデビュー。2by2もGS31に変更となった。

 もちろん、2シーターから2by2に変更するにあたり、ボディの形状をはじめ、各部に専用パーツが追加されている。フロントフードからドアまでは2シーターと共通だが、ルーフパネル、リアフェンダー、リアゲート、リアガーニッシュは2by2専用となる。

 また、インテリアに関しては、リアシート以外にも装備が数多く追加されていて、フロントシートが前方に倒れる機構をはじめ、ドア前方の下にある前席用ドアオープナーはそのままで、後席用のドアオーオープナーを後方の上側に追加。また、シートベルト、コンソールの灰皿、リアウインドーの開閉システムなど、2by2のために装備を追加。またミッションは2シーターと同じ、4MTと5MT、ニッサンマチックの3ATがラインナップした。



真っ二つに割れていたダッシュボードは、同じS31用を探し回り、ようやく入手した新品を装着。右側の吹き出し口下には、トリップのリセットノブとメーターの照度調整ノブが並ぶのが後期型。



左がタコメーターで右がスピードメーター。目盛りが180km/hまでなのが後期だ。ちなみに、前期は240km/hまで目盛りがある。



75年の排出ガス規制により、SUキャブからインジェクション(EGI)に変更され、触媒付きのNAPSが装着された。ラジエターの前にあるのはエアクリーナー。エアコンも装備されているため、コンプレッサーやアイドリングをアップさせるために負圧を発生させる白いタンクが装着されている。取材車のエンジンはいたって快調。



リアシートは可倒式で、シートを倒せばラゲッジスペースが広がり、長い荷物を入れることもできる。



リアゲートは2シーターよりも角度が強く、2by2専用となる。ツーテールのリアガーニッシュも2by2専用デザインで、ナンバープレートの両側にスリットが入るデザインだ。

Vol.2Vol.3へ続く

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掲載:ノスタルジックヒーロー2010年10月号 Vol.141(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryo-raw Shimizu/清水良太郎

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