三好流のパンデムFC3S【3】指定の最低地上高3cmをエアサスでクリアしつつ法令遵守|1989年式 マツダ サバンナRX-7(FC3S) vol.3

パンデムはブリスターフェンダーで、ロケットバニーはオーバーフェンダーとテイストが分かれているTRA京都のエアロパーツ。全幅の拡大は全体のバランスを考えると60〜70㎜だそうだ

【2】から続く
【1989年式 マツダ サバンナRX-7(FC3S) vol.3】

東京オートサロン2019出展のために三好自動車が製作したパンデムRX-7。
その後、2019年6月には製作が遅れ、東京には間に合わなかった大型リアウイングを装着し、パンデムFC3Sの完成形として同年のスタンスネーション長崎にも参戦している。
見事アワードを獲得するなど、カスタムの世界で注目の1台である。

「スタンス長崎はアワード狙うために、東京とはクルマを変えていこうと決めて、スタイルマハロのリアゲートやワークのCR3P・18インチなど独自のモディファイもプラスして臨みました。アワードを取れなければスタンス系はこれで終わりと決めていましたから、有言実行できてうれしかったですね」とサービス部長の三好敏昭さん。

TRA京都指定の最低地上高3㎝を実現するため、前後アーチの出っ張り部分をたたき上げ、エアサスを組み込み車検と車高を両立。カッコよさと法令順守にもこだわるのも三好流である。

>> 【画像24枚】ステアリングにはD1グランプリ参戦から生まれたGReddyステアリングを選択


ホイールはWORKのCR3Pの新作18インチで、フロントが215/40、リアが235/40の組み合わせ。タイヤはハンコックのヴェンタスV12evo。
>> ホイールはWORKのCR3Pの新作18インチで、フロントが215/40、リアが235/40の組み合わせ。タイヤはハンコックのヴェンタスV12evo。

エアレックス製のニンジャキット。車高を落とすと前後ともボディに干渉するため、アーチ上げ。
>> エアレックス製のニンジャキット。車高を落とすと前後ともボディに干渉するため、アーチ上げ。

エアサス本体はトランクルーム内にセット。大型ウィングの装着で、リアハッチが全開にできなくなり、各部の調整が困難に。
>> エアサス本体はトランクルーム内にセット。大型ウィングの装着で、リアハッチが全開にできなくなり、各部の調整が困難に。

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主要諸元 Specifications
1989年式 マツダ サバンナRX-7(FC3S)

■エクステリア:344グリーン全塗装、パンデム製フルエアロキット(フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパー、リアウイング)、R-Magic製ボンネット、スタイルマハロ製リアハッチゲート、ユアーズスポーツ製サイドミラー、LONZA製リアテールカバー、F/Rフェンダーアーチ上げ
■板金塗装:野原板金
■ラッピング:カムイプロデュ−ス
■エンジン:13B型(654㏄×2ローター)、250ps/30㎏-㎠(過給圧0.8㎏/㎠)、
■吸排気系:トラスト製エアインクス、φ80㎜三好自動車製ステンレスマフラー、φ98㎜テールパイプ、フロントパイプ
■冷却系:KOYO製アルミ2層ラジエーター、三好自動車製インタークーラー
■駆動系:マツダスピード製クラッチ/フライホイール、OS技研製LSD
■燃料系:SARD製燃料ポンプ
■制御系:APEX製パワーFC、トラスト製プロフェック
■サスペンション:エアレック製エアサス・ニンジャキット
■ブレーキ:IDI D350パッド
■タイヤ:ハンコック ヴェンタスV12evo(F)215/40R18 (R)235/40R18
■ホイール:WORK製ワークエモーションCR3P(F)18×9.5J -29 (R)18×10.5J -54
■インテリア:Greddyステアリング、パンデム製バケットシート(左右)/6点式ハーネス、Pioneer FH9400カーナビ

【4】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1989年式 マツダ サバンナRX-7(SA22C)(全4記事)

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TEXT : SHINICHI YAMAZAKI/山崎真一 PHOTO : RYOTA-RAW SHIMIZU(FOXX BOOKS)/清水良太郎(フォックスブックス)

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