メカドック風見、最初のシンボルカー【6】現状維持を最低目標に、このセリカと末永く|1982年 トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24

この個体は2000GTのため、エンジンは1G-G型を搭載。トラストのタコ足やエルグのプラグコード、クスコのタワーバーなどを装着する。

雑誌「モータージャンプ」主催のキャノンボールトライアルに出場するために、メカドックが最初のシンボル・カーとして選んだのがセリカXXだった。5M-G型エンジンは、ボアアップするとともにツインターボ化し、パワーインジェクターやニトロキットも装備したマシンだ!

【トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様 Vol.6】

【画像27枚】この個体は2000GTのため、エンジンは1G-G型を搭載。トラストのタコ足やエルグのプラグコード、クスコのタワーバーなどを装着する

現在の愛車は、約7年前に中古車販売店で手頃な個体を発見し、迷わず購入。

もともとレッドにオールペイントされていたがその他はマフラーが交換されている程度だったため、エアロパーツやレカロのシート、車高調などを装着。そして仕上げは、看板業者に製作してもらったボンネットのメカドックステッカーだ。

なお、今までにありそうでなかったメカドック仕様は、「以前からやってみたいと考えていたんです」とオーナー。

そして、「外装はほぼ完成したので、今度は内装に手を入れたいですね。ルーフライニングなどをキレイにしたい」。現状維持を最低目標にし、末長く付き合っていきたいという。



「高速のサービスエリアなどに停めていると、中年男性が集まってくるんですよ。これは“オッサンホイホイ”ですね」と、ユーモアを交えて体験談を話すオーナー。

メカドック仕様という新たなスタイルを開拓しただけでなく、「現在はもちろん、当時に持っていってもカッコいいと思えるようにチューン」を心がけて手を入れているそうだ。ちなみに、ナンバーも「4649(ヨロシク)」でキメるほどのこだわりを持つ。

セリカXX 2000GT ツインカム24(GA61)

全長×全幅×全高(mm) 4660×1685×1315
ホイールベース(mm)  2615
トレッド前/後(mm) 1425/1385
車両重量(kg)  1210
エンジン型式  1G-GEU型
エンジン種類 直列6気筒DOHC
総排気量(cc) 1988
ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0
圧縮比9.1:1
最高出力(ps/rpm) 160/6400
最大トルク(kg-m/rpm) 18.5/5200
変速比 1速3.566/2速2.056/3速1.384/
4速1.000/5速0.850/後退4.091
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 195/70R14(前後とも)
発売当時価格 214.2万円

【7】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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