【3】から続くプロショップ ナカガワが、ハコスカに「OS-FR7」を搭載した。旧車に積まれるのはS30Zに次いで2台目で、ハコスカでは世界初となる。これまでのシーケンシャルドグミッションの概念を一新した、衝撃のないスムーズな操作感が話題の次世代のレーシングミッションは、L型フルチューンでゼロヨン最速を目指すハコスカとのマッチングはいかに!?
【画像26枚】オーナーお気に入りのカーボン仕様となるコンソールやインテリアパネル。もちろん、ドラッグ本番時にはすべて撤去。ウエイトを限界まで絞ってステージに並ぶハコスカ最速を目指すフルチューンのドラッグ仕様。OS-FR7のレーシングパーツと思えない自然な操作フィーリングは、サーキットまで自走で向かうオーナーにとって理想的。実際にドライブした感想も、「想像以上のスムーズさ。シーケンシャルは初体験やけど、まったく違和感ないですわ。シフトまわりの見た目の雰囲気も最高やしね」と感激しきり。
現状、ギア比は標準のままだが、ゼロヨン参戦時はボディを大幅に軽量化し、ギア比も最適化する予定で、目標の10秒台突入を目指すという。また、2分割プロペラシャフトによって高回転域の振動も大幅軽減されており、マッチングは上々。結果が楽しみだ。
>>OS-FR7はスピードメーター用の車速を取るアナログなドリブンギアが装着できない。そのため、プロペラシャフトの4つのボルトを利用してパルスデータを拾い、そのデーターをスタックメーターに読ませてスピードを表示する。
>>デフとのジョイントは等速。OS-FR7の搭載はプロペラシャフトに1個所以上CVジョイントを用いる指定だ。デフ側のフランジもCVジョイントに合わせたものに変更されている。
>>2ピースのプロペラシャフト。センターベアリングを支持するブラケットを取り付けるためにはボディ側も加工が必要になる。
【すべての画像を見る】【5】へ続く初出:ノスタルジックスピード2020年3月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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