80年代のクルマが好きな18歳、初めての車両クルマは|ノーマルの前期サバンナRX-7 GT-X 1

純正ノーマル状態をキープしたキレイなFC3S

オーナーは現在21歳の現役大学生

スポーツカーの宿命なのか、ホイールやマフラーなどが交換された個体が多い中、純正ノーマル状態をキープしたキレイなFC3SサバンナRX-7で登場してくれたオーナーの田中優貴さん。

現在21歳の現役大学生で、バイト先や友人とのドライブなど、普通にアシとして使っているという。

「父がクルマ好きだったこともあって、子供の頃の記憶に残っている80年代のクルマが好きです。今のクルマより個性があって、デザインもいい」というのが80車を選んだ理由だ。

 田中さんが18歳で免許を取り、自分専用のクルマを買うにあたって候補として上げたのは、父親が乗っていた10ソアラを筆頭に、Z31、DR30だった。ところが、なかなか予算に合った程度のいいクルマが見つからない。たまたま中古車雑誌に掲載されていたFC3Sを見に行ったところ、これが大当たり。

85年式でグレードはGT-Xながら、外観やインテリアはほぼノーマルで程度が良く、予算内だったこともあって購入を決意。購入してからは、もっぱらボディの水アカ取りと内装のクリーニングを自分で行った以外は、近所のディーラーにオイル交換からメンテナンスに関する一切をおまかせ。

「エンジンはOHなしで10万㎞を走っています。最初は少し白煙が出ていましたが、ディーラーで純正オイルに交換したら止まりました。あと足回りがフワフワするので交換ですかね?」と田中さん。
今後はロータリー・スポーツらしい走りも楽しんでみるそうだ



自宅の1階が駐車スペースになっていて、他に家族用のスペースが2台分あるという、とてもうらやましい環境。クルマ好きのお父様は彼が購入したFC3Sを見て「懐かしい。まだこんな状態のいいのが残ってるんだ」とかなり興味津々だったとのこと。



FC3Sの中で一番気に入っているリアフェンダーの膨らみ。



今は父親ゆずりのウッドステアリングに交換しているが、純正ステアリングも保管している。



純正アルミホイールは、キズや曲がりもなく極上の状態。今後は、足回りのショックやタイヤなどの消耗品を交換する予定だ。


ハチマルヒーローvol.12 2009年 12月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:KAMISATO RYOTETSU/神里亮徹

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