「夢のスカGターボ登場」5代目スカイライン・ジャパンにして訪れた大きな転機|1981年式 日産 スカイライン HT 2000ターボ GT-E・Sタイプ【1】

マイナーチェンジで、GT系は異形2灯ヘッドライトを採用したスラントノーズに変更。ヘッドライトクリーナーと黒メッキを施したブラックバンパーはSタイプ専用の装備

       
【特集ジャパン 1981年式 日産 スカイライン HT 2000ターボ GT-E・Sタイプ vol.1】

1977年8月にデビューしたC210系スカイライン(通称ジャパン)。デビュー翌年には、早くも主力のL20型ユニットをリファインし、新型の4気筒エンジンを搭載したわけだが、もっとも大きな改良となったのが79年11月のマイナーチェンジだ。

改良の中心はエクステリアデザインで、GT系は角形異形2灯ヘッドライトを採用したスラントノーズに。TI系は丸形4灯のままだが、グリルのデザインが改められた。併せて、リアコンビランプも意匠を変更。

GT系の丸形4連ランプはメッキの加飾リングが外され、フラットな形状でより精悍さが増した。とはいえパワートレーン系に手が入れられることはなく、ライバルのセリカからは挑発を受け、苦渋を味わわされたのだった。

そして80年4月、ジャパンに大きな転機が訪れた。それがスカイラインシリーズ初のターボモデルの登場だ。

【画像19枚】ライバルのセリカからの挑発を受け、苦渋を味わったジャパンだったが、大きな転機が訪れた



>>前ページのGT・LタイプはGTバッジが青だったが、Sタイプの場合は赤になる。


>>取材車両はハヤシストリートのアルミホイールを装着。タイヤサイズは純正と同じだ。ちなみに純正アルミも持っているが、現在はリペア中。


1981年式 スカイライン HT 2000ターボ GT-E・Sタイプ(GC211)


全長4600mm
全幅1625mm
全高1375mm
ホイールベース2615mm
トレッド前/後1370/1355mm
車両重量1230kg
エンジン型式L20ET型
エンジン種類直列6気筒SOHCターボ
総排気量1998cc
ボア×ストローク78.0×69.7mm
圧縮比7.6:1
最高出力145/5600ps/rpm
最大トルク21.0/3200kg-m/rpm
変速比1速3.592/2速2.246/3速1.415/4速1.000/5速0.813/後退3.657・最終減速比4.111
ステアリング形式ボールナット
サスペンション前/後ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ前/後ディスク/ディスク
タイヤ185/70R14(前後とも)
発売当時価格185.2万円


【2】へ続く


初出:ノスタルジックヒーロー2018年10月号 Vol.189
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1981年式 日産 スカイライン HT 2000ターボ GT-E・Sタイプ(全3記事)

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text: Rino Creative/リノクリエイティブ photo: Takashi Akamatsu/赤松 孝

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