北海道から手に入れた「北の国から」仕様のスタウト【2】クラシックカーミーティング in 山梨 2018

【 1965年式 スタウト 1900 】ボンネットの上に

【イベント振り返り クラシックカーミーティング in 山梨 2018 Vol.2】

【1】から続く

 当日は快晴で来場者も多く、会場はかなりの人出であふれかえっていた。芝生の会場では飲食の販売ができないが、道の駅の敷地内ということで食事に困ることはなく、また山梨の名産品なども数多く取りそろえられているので、エントリー車両のオーナーの奥さんやお子さんも暇をもてあますことなく、このイベントを楽しんだ様子。

 中部横断自動車道の増穂インターチェンジや中央自動車道の甲府南インターチェンジからも近い道の駅富士川。来年もこの場所での開催を予定しているとのことなので、ぜひ一度参加、もしくは見物をすることをお勧めする。


【 1965年式 スタウト 1900 】
北海道にあった車両。ナンバーはもちろん「北の国から」出演車両と同じに指定し、自身の手でエイジング。車両に書かれている稲月さんに会いに行ったとのこと。衣装はすべて自前。本誌では彼に同行し富良野ロケを計画。真冬に(笑)。


>> 【画像34枚】衣装はすべて自前で、北の国からの雰囲気を醸し出すスタウトのオーナーなど

【 1967年式 スタウト 2000 】
約10年ほどフォルクスワーゲンのタイプⅠに乗っていたという旧車好き。1900のスタウトを探していたとのことだが、1年前に純正のままキレイに残っていたこの車両を見つけ、購入。このままの状態で乗り続けたいとのことだ。



【 1978年式 SJ10 ジムニー 】
普段はフィガロに乗っているが、特に旧車好きというわけではなく、個性的なクルマを選んでいるだけという彼女。キャンプによく行くため「適した軽自動車」という指定で探してもらったところ、やってきたクルマだという。ちなみに名前は仮名。




【 1982年式 SJ30F ジムニー 】
かなり売れたSJ30だが、フルオープンの車両の生産数はわずか783台(オーナー調べ)とのこと。この車両は埼玉の村役場が購入し、使っていたとのことだが、ほとんど距離が伸びず、キレイな状態のまま売り出されたものだという。



【 1984年式 アクティ 】
個性的なクルマが多い会場内でも一際目立つ550ccアクティの元消防車。購入時の走行距離はわずか4000km。荷台の座席を含め、4人乗りで登録しているため、公に乗ることが可能。お孫さんの指定席となっているとのこと。回転灯は現状飾りだが、将来的に点灯するようにしたいそうだ。




【 1964年式 ダットサン 320 】
もともとトラック好きで、バイクを載せるため520に乗っていたが、地元の街のクルマ屋にこの320があることを知り、譲ってもらった。カブやラビットを多数所有しており、イベントでは荷台に載せて展示をしているとのことだ。



【 1989年式 セルボ ごきげんパック 】
通勤用の軽自動車を探していた際に見つけた車両。純正ステッカーが残っていることが理由で購入したが、調べてみるとエアコン、世界初の電動式パワステ、ダイヤトーンスピーカー標準装備の特別仕様車「ごきげんパック」であることが分かったという。




【 1969年式 ダットサン 1300 デラックス 】
前オーナーは80歳の高齢者。直接会いに行って自身の思いをぶつけたところ3回目の交渉の際に譲ってくれたという。もちろんナンバーは1桁のままだ。ステアリングはワンオフで製作。車高は15cmほど下げたとのことだ。




初出:ノスタルジックヒーロー 2018年8月号 Vol.188
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

クラシックカーミーティング in 山梨 2018(全2記事)

関連記事:ミーティング

【1】から続く

text & photo : NOSTALGIC HERO/編集部

RECOMMENDED

RELATED

RANKING