成熟度を増した町おこしミーティング 今回はモンテ出場車両の凱旋も|前橋クラシックカーフェスティバル 第4回

美しく仕上げられたVWタイプ2は、車内のタイプ2ミニカー群も注目を集めた

       
【イベント振り返り2018年 前橋クラシックカーフェスティバル 第4回】

 2015年5月に初めて開催された「前橋クラシックカー・フェスティバル」は、今年で第4回を迎えることになった。前橋市の中心地に位置しつつも、近年は休日になるとシャッター商店街と化していたアーケード商店街。そこに活気を取り戻すことを大きな目的とするこのイベントは、回を重ねるごとに長足の進化を遂げているようだ。

 特に今回は初めての試みとして、アメリカ車をテーマとしてフィーチャー。古いところでは、正統派「ホットロッド」に仕立てられた1932年型フォード・モデルBから、50〜60年代のマッスルカー。あるいは絢爛豪華なフルサイズカーまで勢ぞろい。また、このミーティングではお馴染みとなった昭和歌謡曲やアニメソングなどの音楽イベントが行われるメインステージ前にも、70〜80年代の三代目コルベットがずらりと並べられるなど、昭和レトロな商店街が華やかなアメリカ車祭りの会場となった。

 もちろん、かつての「スプレンドーレ」の流れを汲むイベントゆえに、国産車や欧州車もたくさん来場。二輪車も交えて総計86台もの旧車が大集結したのだが、その台数以上に内容が年々充実していることに驚かされるのだ。

 ちなみにこの日の会場では、早くも来年のテーマが「軽自動車」であることが発表されていた。以前、伊香保で開催された「360(サブロク)ミーティング」の人気が非常に高かったことから、2019年の「前橋クラシックカー・フェスティバル」が大いに盛り上がるのは、火を見るより明らか。参加を希望されるクラシック軽自動車オーナーには、今からスケジュールを空けておくことをお勧めしたい。


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>> 1920年代のモンテカルロ・ラリー仕様に仕立てたフィアット501Sも特別展示された。





>> ステージ横にはテーマカーを展示。





>> セドリックとSR311が、昭和っぽい雰囲気を演出する。





>> アーケード内「前橋別館」には、今後もしばらくモンテ出場の240Zが展示されるという。




初出:ノスタルジックヒーロー 2018年8月号 Vol.188
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

前橋クラシックカーフェスティバル 第4回(全1記事)

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text & photo:HIROMI TAKEDA/武田公実

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