タイムスリップしたかのような独特の時間が流れるヒストリックカーレース|フェスティバル・オブ・サイドウェイ・トロフィー

予選2番手からのスタートで、3周目の1コーナーで先行のロータス・エラン26Rを制し、トップに立った生沢さんとポルシェ911。カウンターを当てることもなく、完璧にマシンをコントロールし、3輪でコーナーを抜けていく!

       
【フェスティバル・オブ・サイドウェイ・トロフィー 2018年イベント振り返り】

2012年の11月に初開催された「フェスティバル・オブ・サイドウェイ・トロフィー」。以降、毎年春と秋の2回、千葉県袖ケ浦市の袖ヶ浦フォレストレースウェイでの開催を続け、最近では、独特な雰囲気を持ったレースイベントとしてファンの間ですっかり定着した感がある。
 2018年5月27日、12回目を迎えた「フェスティバル・オブ・サイドウェイ・トロフィー」に足を運んでみると、確かに、他の一般的なヒストリックカーレースイベントとは一味違った空気が、そこに流れていた。

 なぜなら同イベントは、「順位とラップタイムだけにとらわれず、エントラントやゲスト、スタッフまでもがグッドウッド・リバイバル・ミーティングをリスペクトし、だれもがこだわりの衣装やスタイルを意識することであの雰囲気を作り出していくことを最大の目的としています」と主催者自身が明らかにしていることからも分かる通り、ヒストリックカーレースの本場とも言えるイギリスの雰囲気を再現し、参加者全員で楽しむことを目的としているからだ。

>> 【画像26枚】変則ル・マン式のスタートなど

 参加車両の規定も原則1968年までに製造されたモデルとされ、オリジナルの雰囲気を壊すような改造は認められていないし、タイヤはダンロップ製バイアスレーシングタイヤCR65が指定されている。

 ドライバー交代義務のある40分耐久レースが加わり、より楽しめる内容となった今回は、好天にも恵まれ、タイムスリップしたかのような雰囲気の中で一日を過ごすことができた。




>> 2人のドライバーで40分間を走る耐久レース「セブリング40ミニッツ・トロフィー」に参加した桑島正美さんと横山剣さん。スタートドライバーを桑島さんが務め、剣さんに交代。途中2速に入らなくなるシフトトラブルを抱えながら、見事完走し5位入賞。





>> 総合優勝を果たし、グリッドガールに囲まれた生沢さん。






>> 特別顧問を務める生沢徹さんのピットクルーは、いつもおしゃれなウエアで統一。



初出:ノスタルジックヒーロー 2018年8月号 Vol.188
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

サイドウェイ・トロフィー(全1記事)

関連記事: クラシックカーレースの世界へ!!

関連記事:モータースポーツ

text&photo:NOSTALGIC HERO/ 編集部

RECOMMENDED

RELATED

RANKING