コース全長8.4km/高低差1000mのチェリーパークラインを完全封鎖して走り抜ける!|浅間ヒルクライム2017|ENDLESS車両が勢揃い Vol.1

ヒルクライムに参加したエンドレス車両はパブリカ、本誌イベント「ノスタルジック2デイズ」にも以前展示されたトヨタスポーツ800、東京オートサロンで話題となったBMW2000Cが走行

       
2017年、6回目となる「浅間ヒルクライム」が快晴の中、浅間〜高峰高原に過去最大のエントリー車両を集め開催された。一般のエントリーだけでなく、各出展社の盛り上がりも過去最高に。特にエンドレスは、旧車レストア事業で製作された車両のほとんどを展示。そのうち3台をヒルクライムで走らせたのだ。

【 浅間ヒルクライム Vol.1 〜イベント振り返り〜】

 日本クラシックカー界屈指のビッグイベントと称されることになった「浅間ヒルクライム」が、2017年5月27〜28日に開催された。

 イベントのコースである浅間「チェリーパークライン」完全封鎖に漕ぎつけた2014年の第3回以来、人気・規模ともに順調にアップ。今年は実に2万1000人を超えるギャラリーを浅間・高峰高原に集めた浅間ヒルクライムだが、その成長を第1回から支えているのは、世界に冠たるレーシングサプライヤー「ENDLESS」である。地元・長野で草の根のモータースポーツを振興させようとする浅間ヒルクライム実行委員会に賛同し、実は公道封鎖に至る複雑な根回しや手続きも主導した、いわば大恩人なのだ。

 そして今回の浅間ヒルクライムでも、ENDLESSは主役の一角を占めた。近年、同社が積極的に製作しているレストア車両のうちプリンス・スカイライン1900やトヨタスポーツ800、トヨタパブリカ、日産フェアレディZ(ドライバーは柳田春人さん!)、BMW2000CAなどが続々と登場し、コース脇のギャラリーを大いに沸かせたほか、メーン会場のアサマ2000パークでは大規模ブースも展開。さらに今回は、地元小諸市の中心部で併催されたイベント「KOMORO CARnival(こもろカーニバル)」でもスーパーGTマシンを展示するなど、まさに鉄壁のバックアップを行ったのである。


>>【画像52枚】多くの観客をわかせながら疾走したド派手なカラーリングの柳田春人さんのS30フェアレディZなど



>> 浅間ヒルクライムのメイン会場にあるエンドレスブースにはレストアプロジェクトによって製作された旧車がずらり。手前から、木枠のゲートが魅力的なモーリスマイナートラベラー。本誌前号でレストアの模様を紹介したプリンス・スカイライン。真っ白いボディカラーが新鮮なパブリカ。本誌でレストアの模様を取材し、毎年パシフィコ横浜で行われる「ノスタルジック2デイズ」に参加したこともあるトヨタスポーツ800。東京オートサロンで話題を集めたBMW2000C。これらのすべてのボディカラーは、エンドレスレストア車両のイメージカラーであるホワイト(ホンダN-ONEの標準色)に塗られている。




>> 恒例となっている小諸市内のパレード。中心は小諸市役所で、浅間のメーン会場とはまた別の展示車両が並べられた。R35 GT-Rをはじめトヨタ86、Z34フェアレディZなどのエンドレスチームのレース車両のほか、トヨタ2000GT、ホンダN360などの旧車も展示。おなじみのエンドレスガールズも笑顔を振りまく。パレードは小諸市役所を起点に市内を回り、再びヒルクライムのコースに入って浅間のメーン会場へと戻るコース。道の両脇では地元の人々が手を振り、走行車両を見送り。地元に密着したイベントであることを感じさせた。






>> プリンス・スカイラインも姿を見せており、エンドレスの花里功社長自らがステアリングを握り、パレード走行に登場した。




【2】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2017年8月号 Vol.182
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

浅間ヒルクライム(全3記事)

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text:HIROMI TAKEDA/武田公実 photo:ASAMA HILL CLIMB/浅間ヒルクライム & 編集部

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