1965年4月1日発売開始! ヨタハチ50歳をみんなで祝ったあの日をプレイバック【トヨタスポーツ800生誕50周年を祝う会】東京大会 〜2015〜

103台のヨタハチが集まったが、探してみると完全ノーマル仕様は意外と少なかった。やはり多かったのはホイールの変更。【東京大会】

       
【ヨタハチ50歳をみんなで祝う Vol.2】

【1】から続く

 「ヨタハチ」ことトヨタスポーツ800が発売されたのは、1965年4月1日。それから半世紀たった2015年、祝賀イベントがオーナーが中心となって開催された。

 大会は愛知と東京で行われ、福岡、神戸、福島、札幌の各地でミーティングを開く。全国にいるスポーツ800のオーナーとファンが、クルマの魅力を改めて感じ、語り合うイベントが実施されることになった。

2015年5月10日╱東京都江東区・メガウェブ


 愛知大会の翌日となる5月10日、生誕50周年イベントは、場所を東京お台場のメガウェブに移して開催された。中部地区、関東地区と地域を替えての開催が目的だったが、参加者の中には連チャンで「ハシゴ」をする猛者も。

 東京大会に集まったスポーツ800は103台。さすがにこれだけの台数を1個所に集めるスペースはなく、分散して止める方法を採っていたが、それでも眺めは壮観。イベント自体はオーナーを対象とする構成だったが、一般にも公開されたため、場所柄も手伝いなかなかの賑わいを見せていた。

 東京大会で用意された大きな見どころはふたつ。ひとつはスポーツ800による同乗試乗会。メガウェブ内に施設された短い周回路を走るものだったが、そのうちの1台は、かつて船橋サーキットで奇跡の大逆転劇を演じた浮谷東次郎車そのもの。伝説の名車が走る姿を目にできるとあってファンの視線を一身に浴びる状態だった。

 もうひとつは、多賀弘明(第1回日本グランプリ優勝者)、かつてのトヨタドライバー大岩湛矣(現トムス社長)のお二人によるトークショー。当時は真剣、今となっては面白おかしいエピソードのいくつかを披露して、詰めかけたファンを楽しませていた。

メガウェブの一角に設営された臨時ステージなど【写真27枚】



基本的には関東圏のオーナーが中心だったがなかには遠方からの参加者も。メガウェブのランドマーク、観覧車とのツーショット。





参加車両の中でひと際印象的だったレース仕様車。当時のレース仕様ではなく現代の旧車レース版。ロールケージから発展した準スペースフレーム構造。よくぞいじりました!



初出:ノスタルジックヒーロー 2015年 08月 Vol.170 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

ヨタハチ50歳をみんなで祝う(全2記事)

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text & photo : NOSTALGIC HERO/編集部(トヨタ博物館)、AKIHIKO OUCHI/大内明彦(メガウェブ)

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