高級リゾート地の足として使われるビーチカー。そのテイストを、ヒストリックな軽自動車をカスタムして作り上げたのがフォレストオートのバモスホンダ。ビーチクルーザーと名付けられた遊び心満載の1台は、初春の日差しと風を浴びながら、フルオープンで海沿いの街を駆け抜ける。
【1971年式 バモスホンダ Vol.3】
【画像16枚】グローブボックスのコンパートメントのふたの部分もウッド。上部のバーのベース部分と木目が合わされているほか、ザクリを入れて元のふたと面を合わせる加工がなされている縁あって手に入れたのは71年式のバモス2。比較的状態のよい個体ではあったが、ひと通りメンテナンスをしながら、カスタマイズの手を入れた。
主役となるのはインテリアのウッディーなカスタム。モチーフとして高級ヨットのテイストを用いた。フルオープンボディだけに、それは常にひと目にさらされる部分でもある。パートごとに異なる木材を使う。
インパネやサイドシルの部分はチーク。デッキなどのフロア部分は幅広のコナラと細身のヤマザクラとのコンビとなっている。
>>ウッドデッキの荷台をぐるっと囲むようにアイボリーのクッションパーツが配される。リアのアオリ部分も倒せば2人が座れるシートに。
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1971年式 バモスホンダ
▪エクステリア:FAFマットペイント・天然ウッド(コナラ・サクラ・チーク)・日よけスクリーン
▪エンジン:354cc(30ps)
▪サスペンション:FAFリフトアップ/FAFリフトアップキット
▪タイヤ:マキシス AT20X6-10
▪インテリア:オリジナルシート張り替え、ウッドステアリング交換、天然ウッドパネル(チーク)、荷台を天然ウッド(コナラ・サクラ)でヨットのデッキ風に製作
※そのほかオリジナルワンオフあり
【3】へ続く初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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