高級リゾート地の足として使われるビーチカー。そのテイストを、ヒストリックな軽自動車をカスタムして作り上げたのがフォレストオートのバモスホンダ。ビーチクルーザーと名付けられた遊び心満載の1台は、初春の日差しと風を浴びながら、フルオープンで海沿いの街を駆け抜ける。
【1971年式 バモスホンダ Vol.2】
【画像16枚】フロントパネルから移動され、ドアバーの根本に取り付け位置が変更されたドアミラー。本体の形状の珍しさもさることながら、ステーのデザインも秀逸なものとなっているレジャービークルとしての出自を持つバモスホンダ。登場したのは70年。軽トラックTN360をベースにしたモデルで、フロントウインドースクリーン以外の窓を持たず、フルオープンのスタイル。
バモス2が2座、バモス4が4座、バモスフルホロが4座で、2と4がシート部分までをカバーする幌を装着するのに対し、荷台までを覆うタイプとなっていた。
衝突時の衝撃吸収も考慮してフロントにスペアタイヤがマウントされるなど、そのユニークなボディデザインからか、TV番組「ウルトラマンタロウ」では、ラビットパンダとして、また「ジャンボーグA」では空を飛ぶ赤いバモスⅠ世、水陸両用の青いⅡ世として登場するなど、テレビでの露出もあった1台だ。
>>カップホルダーが配されるのは、純正にはないパート。こうしたアレンジを加えることで、ディテールにいたるまでボートのテイストを再現。
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1971年式 バモスホンダ
▪エクステリア:FAFマットペイント・天然ウッド(コナラ・サクラ・チーク)・日よけスクリーン
▪エンジン:354cc(30ps)
▪サスペンション:FAFリフトアップ/FAFリフトアップキット
▪タイヤ:マキシス AT20X6-10
▪インテリア:オリジナルシート張り替え、ウッドステアリング交換、天然ウッドパネル(チーク)、荷台を天然ウッド(コナラ・サクラ)でヨットのデッキ風に製作
※そのほかオリジナルワンオフあり
【3】へ続く初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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