【1】から続くハチマルヒーロー本誌では幾度となく大ヒットテレビドラマ「西部警察」を取り上げてきた。 その際に紹介してきたクルマたちは熱心なファンが作り上げたレプリカ車両だった。それら車両とオーナーの情熱には感服するものがあり、敬意を表してあまりある。今回は満を持してドラマで使用された本物の車両が登場。2016年当時、石原裕次郎記念館の全面協力で取材した車両の数々を細部までお見せしていく。なお、小樽 石原裕次郎記念館は2017年に閉館、
石原裕次郎オンライン記念館がオープンしている。
【小樽石原裕次郎記念館所蔵車両完全収録 総力取材!! 西部警察車両 MACHINE RS-2 Vol.2】
これらを操作するコンピューターはダッシュボードに装着され、ジュン(五代刑事)がハンドルを握り、助手席にチョウさん(南刑事)が座るのが定番パターンだった。登場回もこのコンビで大将に恨みを持つ犯人「皇帝」を追いかけていく。このとき活躍した特殊装備が、前述のパルスドップラーシステムと側面投影で、実際の使用シーンでは「そんなことまで分かるのか!」と感嘆。側面投影で少しずつ相手のカタチが分かっていくと、テレビの前で「あ、バイクだ」といち早く答えを叫んだ子どもが多かったに違いない。ちなみに、パートⅢ第20話「40億の罠」では一瞬にしてモーターボートのカタチが映し出されてしまう。何だか楽しみが奪われたようで、残念であった。
それはさておき、マシンRS1/2/3が揃ったことででき上がった大門軍団フォーメーションは圧巻。一糸乱れぬフォーメーション走行と連係プレーは多くのファンを熱狂させた。
>> 【画像18枚】マシンRS-2の特徴となる長いアンテナや反転式パトライト、サンルーフなど>> もっともコンピューターがコンパクトなRS-2。助手席が備わり、足もとが鉄板張りになるのも特徴だ。
>> メインコンピューターの右側面にはウォーニングシグナルや敵味方識別装置のスイッチとフラッシュスピードコントロールダイヤルが並び、下にRS-1と共通の八重洲無線の無線機を設置。
初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
MACHINE RS-2(全2記事)関連記事:総力取材!!西部警察車両 関連記事:スカイライン 【1】から続く