本誌ハチマルヒーローではこれまで幾度となく大ヒットテレビドラマ「西部警察」を取り上げてきた。 しかし、紹介してきたクルマたちは熱心なファンが作り上げたレプリカ車両(それはスゴイことだが)。 今回は満を持してドラマで使用された本物の車両が登場。石原裕次郎記念館の全面協力で細部までお見せする。
【小樽石原裕次郎記念館所蔵車両完全収録 総力取材!! 西部警察車両 GSX1100X KATANA & GSX1100 KATANA R Vol.1】
スーパーZやマシンX、RS軍団といった特殊車両が西部警察の人気を高めていたのは紛れもない事実だが、特別車輌機動隊(特機隊)隊長の鳩村英次が愛用していたバイクも、多くのファンに愛されてきた。そして、劇中で初めて鳩村の愛車となったのはスズキGS650Gだったが、パートⅡから登場したスズキ・カタナは視聴者に大きな衝撃を与えた。
カタナとは、GSX1100Sカタナの略称。1980年のドイツ・ケルンショーでプロトタイプが発表され、日本刀をモチーフにしたと言われる先進的なスタイリングが話題を呼び、一躍注目の的となった。なお、輸出仕様の排気量は1100ccだったが、後に日本で販売された国内仕様は当時の自主規制から750ccエンジンを搭載。GSX750Sの名が与えられた。
>> 【画像14枚】2台のKATANAのディテールなど>> リアカウルを取り外してテールランプを交換したことで、ノーマルのカタナとはひと味違う印象を与えるリアビュー。
>> 舘ひろしの求めた「カフェレーサー」スタイルを見事に具現化。なお、ガソリンタンクもエアプレーンキャップ装備の耐久レース用に交換済み。
【2】に続く初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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