1980年代初頭に花開き、百花繚乱となったハイパワー系ターボエンジンたち。
メーカー別に登場順で年を追って紹介していく。
第1回はトヨタ。さあいってみよう。
【80年代のターボエンジンの系譜 Vol.1 トヨタ編】
トヨタのターボエンジンの系譜
1980年【M-T型】
2.0L・直列6気筒SOHC
145ps/21.5kg-m
トヨタ初のターボエンジン。110系クラウンやZ10ソアラ、X61/71系マークⅡに搭載。
1982年【3T-GT型】
1.8L・直列4気筒DOHC 160ps/21.0kg-m
日本初のDOHCターボ。A63セリカ/カリーナやT140コロナに搭載された。
1985年【1G-GT型】
2.0L・直列6気筒DOHC 185ps/24.0kg-m
日本初のツインカム・ツインターボ。小型タービンを2基装着し、低速域から高速域までカバー。
1986年【7M-GT型】
3.0L・直列6気筒DOHC 230ps/33.0kg-m
M型エンジンの最上級ユニット。最終的には240psまでパワーアップ。Z20ソアラなど。
1989年【4E-FT型】
1.3L・直列4気筒DOHC 135ps/16.0kg-m
1990年【1JZ-GT型】
2.5L・直列6気筒DOHC 280ps/37.0kg-m
M型エンジンの後継機1JZ型。ツインターボの1JZ-GT型は、70スープラなどに搭載された。
1991年【2JZ-GT型】
3.0L・直列6気筒DOHC 280ps/44.0kg-m
排気量が3.0Lとなる2JZ型もツインターボで、1JZ型と合わせて、1990年代のメインユニットだ。
>> 【画像44枚】トヨタだけではない! 国産各社の80-90年代の歴代ターボエンジンなど【2】に続く初出:ハチマルヒーロー 2016年 7月号 vol.36
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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