【見た目は日本のマーク2!!】レクサスSC300(ソアラ)由来の2JZをスワップ! パーツの取り合わせが和洋折衷なクレシーダに熱視線☆

マーク2・チェイサー(初代のみ)・クレスタ(2代目以降)の海外仕様車となるクレシーダに2JZエンジンをスワップ!

       
和と洋のいいとこ取りした
ピースフル・クレシーダ!

【画像8枚】日本のカスタム文化もマリアージュした足回り、見事な和洋折衷っぷりなエンジンなど、日本とアメリカのカスタマイズのいいところを融合させたクレシーダの全貌はココをチェック!!

マーク2・チェイサー(初代のみ)・クレスタ(2代目以降)の海外仕様車となるクレシーダ。
アメリカなのに、見た目は日本のマーク2。
しかも、エンジンが2JZとインパクトありな1台が登場!

サンフランシスコ在住のオーナーは、クルマだけではなく、モンキーやエイプなどのミニバイクのカスタムも数多く経験してきたDIY派。
シンプルな機械を自分の手でイジりながら構造を理解し、その上で自分流のカスタムを施すことがなにより楽しいと語る。

ボディまわりのカーボンパーツを自作することが得意で、かつてオリジナルのカーボンガスタンクなどを装着したモンキーは、日本の専門誌に取材された経験もあるほどの腕前なのだ。

ほかにも、’86年型クレシーダを2台所有しているという。
そちらは、ボンネットやトランクリッドをカーボンで製作するなど、より手の込んだカスタムが施されている。
つまり、ここで紹介する’80年型のクレシーダは、もう少し肩の力の抜けたデイリーユース仕様な1台というワケだ。

なぜそこまでクレシーダにハマったかというと、理由はふたつ。
ひとつはエンジンを含むトヨタ車のプラットフォームがシンプルでイジりやすく、かつローコストで楽しめるから。
以前はダットサン510も所有していたそうだが、クレシーダはその1/3のコストで十分に楽しめるそうだ。

もうひとつの理由は、ほかならぬ、その510に代表されるダットサン各車に比べて、クレシーダがレアな存在であること。
特に’80年より以前のモデルは珍しいわりに安く、人と違ったカスタムをマイペースに楽しむには最高の素材なのだとか。

急がず騒がず、個性を楽しむレイドバックな1台。
そんなイイ意味でのヌケ具合も評価されて当然と言えるだろう。



>>基本的にはストック状態が美しく保たれたインテリア。シートのやれ感がなく状態は上々だ。


>>ステアリングはヴィンテージのモモ・グランプリを取り付け、グレッディのシフトノブ、エクセッシブマニファクチャリングのMX73クラッチペダルなどを装備している。


>>足元には日本のスターロードがリリースするグロースターのブラックリムを装着。サイズは15×9.5J OUT9。タイヤサイズは205/50R15となる。


>>車高を下げて、ツラを合わせる日本のカスタム文化もしっかりと取り入れ、そこいらのクレシーダとの違いも見せつている。



>>レクサスSC300(ソアラ)由来の2JZをスワップ! ブライアンクロワーのカムとHKSのカムギアという和洋折衷な取り合わせが象徴的だ。制御にはレクサス純正ECU、トランスミッションにはA70型スープラのW58型5速MTを採用。サンフランシスコからロングビーチまでの約410マイル(約660km)を自走してもノープロブレム!!


>>カリフォルニアにあるテクノトイチューニングのサスペンション、キャンバープレート、ロールセンタースペーサー、アジャスタブル・パンハードバー、カスタムステアリングナックルなどを使用。絶妙なローダウンと信頼できる操縦性を両立している。


>>北米仕様は本来ビッグバンパーを備えるが、日本の友人がヤフオクで落札してくれたマーク2のバンパーと、MX41フェンダーミラーを装着。オーストラリアのシスコキッズ製フロントリップやウインドーバイザーも備え、「アメリカにいる日本車」の雰囲気を存分に発揮している。


『カスタムCAR』2016年12月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:トヨタ・クレシーダ/1980年型

PHOTO/平野 陽 TEXT/小林秀雄

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