【ガチ落ちライトエース!!】懐かしの'90年代後半のラッキースター当時モノで足元を着飾るスタイリッシュなMサイズバン☆

かなりのスラムドっぷりを披露するMサイズバン・ライトエース

       
ベタ落ちライトエースは足元ラッキスター
ガチなお仕事車がスタイリッシュに変貌!!

【画像12枚】サブフレーム加工でゲキ落ちな車高、足元にはアラフォー&アラフィフ世代には懐かいラッキスターなど、スタイリッシュなライトエースのカスタマイズの内容はココをチェック!!

兄弟車のタウンエースに統合されるまで、トヨタ製小型貨物の看板モデルであったS402型ライトエースバン。

ここに登場するのは、純正カラーの白ボディ×黒バンパーを生かしつつ、カジュアルなワーキングバンへとリノベした珠玉の1台で、オーナーはインスタ上で「S402カスタムオーナーズジャパン」を運営するお方でもある。

そんなオーナーのライトエースは、フロントガラスやボディに張った「T-OFFICE」のデカールで、一見デモカーのよう。
実際のところ、デカールはカスタムを手がけたショップの屋号で、現車はオーナーが営むペンキ屋の社用車=ガチなお仕事車となる。

スタイリッシュな見た目のキモは、ガッツリ下げたローフォルム。
S402型ライトエース/タウンエースは“社外パーツがまったくない”点が、カスタムとして泣きドコロゆえ、4独エアサス化は、互換性のない他車種ミニバン用のストラット型エアシリンダーと、汎用ベローズ型エアバッグをワンオフ加工でボルトオン装着した苦肉の作だ。

だが、ソレだけではここまで車高がベッタリにはならないため、シャシー側のモノコックフレームもアクスルが干渉する部分をカットしてCノッチも実施済みと、見た目以上に手の込んだモディファイが注がれていたりする。

さらに、見慣れぬデザインのホイールは、今やおじさん世代になったドレスアップ派には懐かしい、’90年代後半のラッキースター当時モノ!
ネオクラな個性を盛り込む変化球センスだって、なかなかグッドなのだ♪

社外のメッキミラーやルーフキャリアなど、日常に根ざしたカスタムカーらしいアメカジ的ディテールアップも実にお似合い。

日常を支えるお仕事の相棒として、ガンガン乗り倒す姿勢が、これまたCOOLなのでありマス!!



>>ドアミラーはハーレー用を流用セット。そのままでは長さが合わないため、ショート加工して取り付けた。ドアミラーステーはダミーのアルミリベットでおめかし済み。おかげでスポーティさ&カスタムっぽさが増量している。


>>テールゲートにプルハンドルがあるが、これはダミー。ライトエースの生産国であるインドネシアでは(現地名:グランマックス)横開きとなるため、これはそのオマージュってワケ。本来は車名入りのフタが付いてるよねー。


>>リアバンパーにリフレクターを埋めるなど、細かなカスタムにも気を配るリアビュー。


>>フロントは、ほかのミニバン用のベローズタイプのエアサスを装着するが、元々の状態では下がりきらないため、シェルケースを短縮加工済み。また、ステアリングを切るとインナーフェンダーとホイールが干渉するため、内側に叩いて逃げ加工も行う。


>>リアはサブフレームを切り欠き加工して、エアバッグをセット。低さのためにはエンヤコラ〜♪


>>アラフォー/アラフィフ世代には懐かしのラッキスターを足元にイン! オーナーはリアルタイム世代ではないが、デザインが気に入ってオークションサイトで購入したとのこと。サイズはフロント&リアとも17インチ、7JのIN55。フロントはスペーサーをかまし10mmほど外へオフセット。タイヤは185/35となる。


>>素ガラスとなるDXをベースに選び、ウインドーはイエローティント。スーリーのキャリアを装着し、カスタムのために通う「T-OFFICE」のショップロゴをボディサイドに。結構低いが、オーナーいわく「エアサスによるローダウンは、まだ第一段階」とのこと。今後が楽しみっス〜!


>>ステアリングはグランツのウッドタイプをセット。ステアリングポスト下にはエアのスイッチが。見て分かるとおり、四輪独立の機械式だ。シフトレバー右サイドにはプレッシャーゲージもセットされる。


>>ルームミラーにはこれまた懐かしのウインクミラーをチョイス!


>>オーナーはハワイ好きのため、シートカバーはハワイアンな柄をセレクトしている。


>>アイボールが主張するラゲッジルームだが、左サイドに5ガロンエアタンクを発見。タンクにはスーパードライのステッカーをペタリ。でもって、コンプレッサーは縦置きに設置し、ビールサーバーをイメージしたそう(笑)。ユーモアがいいっスね!!


>>サブフレーム加工で車高はペッタリンコなライトエース。懐かしのラッキスターを足元にブチ込み、ガチお仕事車をハイクオリティなMサイズバンカスタマイズカーへと変貌させたオーナーのセンスに脱帽!!


『カスタムCAR』2021年4月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ライトエース・バンDX/2009年型
SOURCE:T-OFFICE

PHOTO/早川俊昭 TEXT/コンヒデキ

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