【シュノーケルのインパクトが強烈!!】低車高化し、アウトドアテイストをプラスしたサクシードのハイブリッドカスタムの全貌を見よ!

シャコタン+アウトドアが新鮮なサクシード

       
シャコタン×オフロードスタイルの
異端コラボレーション!

【画像8枚】シャコタンメイクした足回り、アウトドアテイストを加えたエクステリアなど、異端コラボを果たしたサクシードの詳細はココをチェック!

ヴィンテージルックだったり、GTチューニング風だったりと、これまでさまざまなモディファイのベースとして活躍を続けて来たプロボックス&サクシード。
「そろそろネタも出尽くしちゃったかも?」なーんて声も聞こえて来る中、ブッ飛んだ1台を発見!

テーマはシャコタンとオフロードのコラボという、猪木vsモハメド・アリの異種格闘技戦ばりの(例えが古すぎ?)大胆な仕上がりとなっている。

パッと見は車高調+ホーシング加工による限界ベタ落ちのストリートスタイルという印象だが、右フェンダー付近から何やら見慣れない物体がニョキニョキ。
4駆系カスタマイズに詳しい人ならご存じのとおり、これはシュノーケルというパーツ。
その役割は、クロカンやラリーなどの場で、ボンネットのライン付近までどっぷり浸かるほどの深い川や水辺を走破する際、エンジン内部への浸水を防ぎつつ、吸気の経路を確保するという立派な機能パーツだ。

もちろん、これをオンロードで使う意味は、ほぼゼロ。
そんなことはオーナーも百も承知で、大切なのはキ・ブ・ンと割り切りまくっている(笑)。

さらに、ダメ押しワザとして投入されたのが、ナンバープレート部分にキレイに収められた電動ウインチ。
こちらもダミーではなく、しっかり動作可能。

その他、レールを介さず、ルーフパネルに直付けされたジムニー用ルーフキャリアも雰囲気満点だ!

カスタムを本流/亜流という物差しで線引きしてしまいがちだが、トコトン自由に楽しむことがカスタム本来の醍醐味。
横並びの発想からは、新しいスタイルは生まれて来ないモノだ。
プロサクの世界も、まだまだ掘り下げていく余地が残されているのかもネ〜!



>>購入時、タバコのヤニで真っ茶色だった車内をDIYでピカピカに。シートはヴィッツG’s用を移植。ナルディのステアリングをセレクトしてスポーティなイメージに。


>>マフラーのエンド部には、排圧でガトリング砲のように回転する特殊なカッターを装着。リアビューでも、右フロントのシュノーケルのインパクトは強烈だ。


>>フロントはKBの車高調を投入。リアはダンパーのみKBを使用し、加工スプリングを組み合わせる。ハブ部分には8度の角度を付け、アクスルの長さを20mm切り詰めている。


>>足元のホイールには、スタンスマジック(15×9J)をピタピタのツラで履きこなす。


>>あえてガードバーなどで目立たせることはせず。ナンバープレートのベース部分にコンパクトに収納した電動ウインチの取り付け処理が見事だ。


>>ルーフキャリアはジムニー用で、ステー部分をワンオフ加工。まさかの位置に取り付けられたナンバープレートにも注目してほしい!


>>シュノーケルはAピラーの傾斜角度がサクシードに近い現行ハイラックス用を採用。吸い込んだ空気をエアクリーナーに送るためフロントフェンダーパネルはカットされている。


>>「このクルマ、購入時は走行44万kmの営業車上がりなんです」とはオーナー。シャコタンメイクにアウトドアテイストをプラスしたハイブリットなカスタマイズに脱帽デス!


『カスタムCAR』2020年9月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:サクシード/2002年型

PHOTO/西野キヨシ TEXT/高橋陽介

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