【物置代わりのE24キャラバンを超過激に蘇生!!】爆裂チョップ&SR20DETを積んだ救急車??

       
昭和61年デビューの現行キャラバンのご先祖がE24型キャラバン。平成13年まで販売され、15年間に渡るロングセラー。それだけにいまだに現役感があるかもしれないが、実は昭和生まれのベースカーに、アメリカンカスタム&和の商用車カスタムをミックスしたハードコアなネオ昭和E24が見参!!救急車フェイクの見た目に加え、10インチものチョップトップによる「日本一低いロールーフ」が実に異彩感MAX。 しかもトータルビルドは、自動車車体整備のプロを志す福島の専門学校「WiZ」の学生によるハンドメイドっていうから思わずギャフン!!



イマドキなクルマが大好きな若人たちのカスタムカー製作へのどん欲な好奇心とヤル気が爆発した結晶が、「デンジャーアンビュランス」と命名されたこのE24。実は、同校の自動車車体工学科の有志「WiZカスタムビルダー」の卒業制作という超真面目な大義名分によるれっきとした履修課程の集大成なのだ。 だが、ベースは学校のヤードで物置、いや粗大ゴミ置き場と化していた不動車。同じく放置プレイだった元教材車S14シルビアのターボ車に目が留まり、「ならばキャラバンにシルビアの中身を移植しちゃうべ♪」とベース&ドナー0円のカスタムプロジェクトを思いついたのだ。そんな単純発想の割に具現化は並大抵ではなく、先生と学生一丸で壮絶プロセスのドツボにハマるうちに、どんどん後に引けなくなっていった末の成り行きの産物だったりもする。

>>【画像全11枚】チョップトップに負けじと過激なエンジンスワップをチェック!



ゆえにチョップのガワどころか中身も圧巻の大技尽くし! 心臓のSR20DETは、想定外のセンターミッドシップで搭載!! 
足回りもF:ストラット化/R:マルチリンクサス移植で、リアアクスルやブレーキもS14シルビアまんまを頂き、エアレックスの車高調合体のエアシリンダーでハの字切りのスラムドをご披露。



足元はワークのネオクラホイールを奢り、アンビュランス風のインテリアもエンジン一体で魅せる。前時代の概念にとらわれない、若きカスタムクレイジーたちの発想とセンス、そして若気の至りが導いた唯我独尊のセンスがアッパレだ!!

『カスタムCAR』2016年4月号掲載
BASE CAR:キャラバン 1981年型
SOURCE:WiZ 国際情報工科大学校
SPECIALTHANKS:ART GARAGE 510ワーク、日本ペイント、エアレックスジャパン、BBFヤマテ、ルッチーニジャパンSEIYO industry、SPLENDOR、T-Sign、Clothing Japan、CAR SERVICE KOMUKAI、idp

PHOTO/渡部祥勝 TEXT/コンヒデキ

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