基本的な整備をカーハウス・ワイズに依頼しながら、エイティーン製のパーツをベースに息子とともにハンドメイドを駆使してアートを楽しんでいるという。精緻な加工が施されたパーツ群は自作の域を超えた完成度で、その腕前で近隣のトラック仲間にパーツを作ることがあるそうだ。
華やかさ満点のトップパートは、星型をデザインした繊細な抜き加工が魅力のロケットをルーフ上に4発装備。平型2段バイザーは下段に14発の筒出しを並べた豪華仕様だ。さらに、側面に角パイプとマーカーをあしらい上部に筒出しやロケットを装着した鳥居など豪華絢爛な秀作パーツが目白押しだ。
そしてキャブボトムで存在感を誇る舟型バンパーは、ねじりパイプのフラッグポールや6発の筒出しステンレスをアレンジし、モダンテイストあふれる仕上がりだ。アンドン入りの鉄仮面グリルとともに、華やかさと迫力を備えた個性的なマスクに仕上がっている。また荷台の外側3面と内側2面には、カラフルなアートフィルムをフィーチャー。上からラメを吹きクリア塗装を施してある。さらにリア観音扉の上部にアンドンやロケットをあしらった電飾ボックスを装備し、華麗なナイトシーンの演出にもひと役買っている。
【写真6点】自作の域を超えた完成度。カミオン2013年2月号トップアートをもとに再構成