「走り」も「美」も追究したL型ターボ・ドラッガー|73年式 日産 フェアレディZ Vol.1

L型エンジンチューニングがここまで発達してきたのは、ドラッグレースの影響が強い。「スキャット」、「RRC」、「カーボーイ」と、L型全盛の頃はたくさんのドラッグレースイベントが開かれ、多くのチューナー、プライベーターがここで腕を競った。全盛期のトップクラスマシンはみなL型ターボを作り込み、戦っていたが、やがて新しいRB型やJZ系などのエンジンが出現すると、ターボカー戦線はこちらに移行。L型でのドラッグは、「ストックボディにメカチューンの組み合わせ」が定番化し、21世紀に入っても独自に進化していくこととなる。



 しかし、今でも少数派ながらL型ターボでドラッグレースを戦っているマシンはいる。このGノーズを備えた美しいZも、現代のターボ戦線を主戦場とする1台だ。


燃料タンクはリアのカーゴスペースに設置。ハッチバック車なので、隔壁を設けて安全対策もしている。燃料ポンプは2機がけだ。



ミッションはS15シルビア用のドグミッションに載せ換え。タイムアップにつながる重要な要素だ。



エンジンのマネジメントはF-CON Vproで行う。


車体左側にはウェイストゲートの排気口を設置。出口の処理も凝っている。



走行抵抗を減らすために、「フロントランナー」と呼ばれる極端に細いタイヤを履いた前輪。


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Nostalgic SPEED vol.003 2014年 3月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Takayoshi Suzuki/鈴木貴義 photo:Akio Hirano/平野陽

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