[NEW CAR REVIEW]日産 セレナ e-POWER 発電用エンジンの排気量を1.4リットルにして、余裕の走りを実現。運転支援のプロパイロット2.0も大きく進化した

NISSAN SERENA e-POWER

       
子育て世代やアウトドアレジャー派など、家族で楽しめるジャストサイズのミニバンが日産のセレナ。6年ぶりにモデルチェンジしたが、ライバルが肥大化するなか、セレナは5ナンバーサイズを死守している。エアロパーツを装着した売れ筋のハイウェイスターと新設定のルキシオンは3ナンバー枠に踏み込んでいるが、全幅は持て余さない1715mmに抑え込んだ。

【画像11枚】6年ぶりのフルモデルチェンジを果たし、ガソリン車に続いて登場した日産 セレナ e-POWER

 最大のライバルとなるノア/ヴォクシーと比べてもキャビンは広く、どの席に座っても膝もとに余裕がある。3列目に座っても窮屈とは感じない。フロアはちょっと高めだが、スライドドアを開くとステップがあるため乗り降りに苦労することはなかった。運転席から見晴らしがよく、見渡せるから、高速道路だけでなくワインディングロードでも運転しやすかった。
 パワーユニットは2機種を用意している。1つは2リットルのMR20DD型直列4気筒ガソリンエンジンだ。もう1つが主役を任されたシリーズハイブリッドのe‐POWERである。発電専用エンジンは、排気量を1433ccに拡大するとともに直噴化した。このHR14DDe型直列3気筒DOHCエンジンは発電するだけなので98 ps/12・5kg‐mと数値は控えめだ。これに対し駆動用モーターは163ps/32・1kg‐mと、驚くほどパワフルである。

>>新型セレナはベース車のボディサイズを5ナンバーの小型車枠の中に収め、全幅は1695mmとした。主力のハイウェイスターと新設定のルキシオンは全幅が1715mmになる。

 

RELATED