今回はいつもの赤いレディーバードは出てきません! 出てくるのはその中身! すごいブツがやってきました。
【レディーバードの旅54】
【画像25枚】今回の取材は新型コロナウイルス禍にもろにぶつかりましたが、広いガレージで一人でやる作業は、こんな時やるには適しているんではないでしょうか(もちろん手洗い、うがいにマスクはばっちりしました)。 これからもボチボチと、エンジンの整備をしていきます今のところレディーバードの走りは快調、トラブルもほとんどナシ。そんな時こそ気を引き締め、手入れは欠かさず、予備部品も入手しておきたい。
ヘッドライトやその他手に入る部品は、いつ役に立つか分からないので入手してます。そしてずっと考えていました。「エンジンが欲しい」と。
エンジンといえばクルマの心臓みたいなもの。心臓の予備があればこんな心強いことはない。それに大貴誠にはもうひとつ企み(?)がありました。
「その予備のエンジンを自分でオーバーホールすれば、もっとクルマのことが分かるじゃない!」
そう考えても実行に移す人はなかなかいないんじゃないでしょうか。いや、旧車マニアならやるのか。でも大貴誠は元歌劇スターで、レディーバードを愛してるけど機械に詳しいわけでもない。ボンネット内も掃除や点検はやりますが、内部のことはちんぷんかんぷん。しかしだれだって最初は初心者。やろうと思ったらやるのです。
>> ドーンとやってきましたエンジン。知らない人が見たらスクラップにしか見えないこの鉄の塊も、スバル360オーナーにとってはすごいお宝です。長年の油やホコリでギトギト、どこが継ぎ目かも分からないような機械のカタマリを、事前に教えてもらったメモを見つつ、取り外せそうな部品をなんとか取り外し(転げ落ちたボルトやワッシャーは超貴重ですから、地面にはいつくばって拾って)、ビクとも動かなかったのを、ジワジワ動くぐらい(それでも重い)にしましたよ、庭の軒先で。