【悪の試作車 K.A.R.Rのレプリカ ポンティアック ファイヤーバード トランザム Vol.5】
戦隊ヒーロー作品を例に挙げるまでもなく、回を重ねるごとにストーリーは複雑になり、ときに綻び、登場するアイテムもだんだんと猥雑になってくるのがドラマ作りの定説。
ナイトライダーも残念ながら同様で、大ヒットで終わった北米でのシーズン1〜4全話完結後もその人気にあやかろうと大人の事情でスピンオフ作品が多く作られ放映された。
その新作における劇中車は、機能は増えたものの出来損ないの合体変形ロボのようなディテールで、残念ながらノーマルボディの持つ美しい立たずまいと引き換えになってしまった。
ウルトラマンならハヤタ隊員、仮面ライダーなら本郷猛。ムービースターにおける初代の偉大さを改めて感じさせてくれる初代ナイト2000。この個体を大事に動態保存することが使命だと再確認するオーナーであった。
【画像17枚】「ナイトライダー」の主人公マイケル・ナイトが駆る「ナイト2000」を忠実に再現! オイル交換は2カ月ないしは2000㎞毎に行う。わずかでも異変を感じたら放置せず、プロショップへと持ち込んでいる。「過保護のナイト」がちょうどいいのだ>>ルーフに並ぶスイッチはマイケルがTV電話をかける際によく押されていたスイッチルーフに並ぶスイッチはマイケルがTV電話をかける際によく押されていたスイッチ。
>>劇中でも、どのボタンがどの役割なのかは特定されておらず、操作シーンもかなりラフに表現されていた。センターコンソールにはレーダー探知機をインストールしており、使いやすくカスタマイズされている。
アメリカでもナイトライダー関連のTシャツなどノベルティはいまだに新作がリリースされているようで、日本のファンとしても負けてはおられず、オーナーはなんと、ナイト2000を製造したナイト財団の社章をモチーフに社旗を作ってしまった。「このようなアイデアはどんどんわいてきます」とオーナー。レプリカについての相談は経験豊富な「エリアテンワン」に、メンテナンスは「エフパフォーマンス」に任せているそうだ。「2つのプロショップの最強タッグのおかげで好調を維持できています」とオーナー談。
すべての画像を見る【4】から続く初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
ポンティアック ファイヤーバード トランザム(全5記事)