【ナギサオート/OLD CAR BALL JOINT Vol.1】
旧車乗りにとって足まわりのボールジョイントは、今後ますます入手困難になる部品の1つ。
消耗品で、不良を起こすと車検が通らなくなるにもかかわらず、すでに多くのモデルで製造廃止になっている。市場に残っていてもごくわずかで、いずれは絶滅してしまうこと必至。しかも、ボールジョイントは鋳造品のため、リプロパーツ(再生部品)も出回りにくい。
「鋳造パーツは、『型』を作るコストが想像以上にかかります。単価を抑えるには、ある程度の個数を作る必要があるので、メーカーにはかなりリスクの高いパーツなんですよ」とナギサオートの南貴之さん。実際、リプロ品はほとんどなく、信頼性の高い日本規格のものとなると探すのはさらに難しい。
>> 【画像14枚】純正品を忠実に再現した 旧車用ボールジョイント。メンテナンスのためのグリスの注入口も純正と同じ場所にある。旧車の泣き所だったボールジョイントの不良ももう怖くない GC110ケンメリ用 ロワアームボールジョイント
ロワアームとナックルを接合するボールジョイント。負荷が大きく、ジョイント部の中でも特に消耗が激しくガタが出やすい部分だ。異音が出たら、ここが原因の可能性が最も高い。
GC110ケンメリ用 タイロッドエンド(インナー、アウター)
ステアリングギアとナックルアームをつなぐタイロッドのジョイント部。ステアリング操作のたびに摺動し、徐々に摩耗が進む。飛び石などによるダストカバーの破損といったトラブルも多い。GC10ハコスカ、C130/C230ローレルにも適合。
>> ボールジョイントはガタなど不良があると車検が通らない重要保安部品。ナギサオートの旧車用ボールジョイントは、純正設計をそのまま再現。当時仕様のまま、令和のクオリティーでリフレッシュできる。
>> グリスニップルの位置まで純正仕様をリアルに再現!
>> 純正設計を忠実に再現したナギサオートのボールジョイント。タイロッドエンドのロッドも、純正と同じ鋳造だ。
ナギサオート〒563-0033 大阪府池田市住吉2-14-18
営業時間 AM10:00〜19:00
定休日 水曜日、レース、イベント開催日
TEL072-762-4198
http://www.nagisa-auto.com
【2】に続く初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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