ハコスカとZ、3台のガレージ【2】マニア垂涎の旧車が3台並ぶ、かけがえのない空間|旧車オーナーのガレージ道楽03

1976年式 日産 フェアレディZと。木造モルタル構造のガレージは、味わい深い昔ながらの雰囲気。木製の棚がいくつも設けられており、ストックパーツや工具を置いておける

【1】から続く

【建築資材置き場を改造してガレージにした2台のハコスカ&Zのオーナー!旧車オーナーのガレージ道楽03 vol.2】

建築資材置き場を改造して作り上げたガレージ。どのような作業が行われたのだろうか。

「コンクリートへの打ち替えは、それを本職にしている旧車仲間にお願いしました。実は、木材の積み降しをするために、作業場は道路より1mほど高い造りになっていたのですが、斜めになるようにコンクリートを削ってクルマの出し入れができるように改造しています。床の高さがあるので水害の心配は少ないのですが、傾斜がきついのでシャコタンには厳しくて、スロープを使わないと、クルマを出し入れできないのがちょっと不便ですね」

そう話すオーナーだが、週末になるとこの温かみのあるガレージで、愛車たちとかけがえのない時間を過ごしている。旧車へのハマりっぷりは所有車のラインアップを見ても一目瞭然だ。

なにせ1971年式のハコスカGT-Rを筆頭に、1972年式のハコスカ、そして1976年式のフェアレディZと、マニア垂涎の旧車が3台も並んでいる。しかも、どのクルマもキッチリと手が入ったチューンドなのだから恐れ入る。

【3】に続く

>> 【画像25枚】旧車仲間の多くがGT-R乗りだったこともあり、 探し始めてネットオークションで手に入れたのが71年式前期のハコスカ 2ドアHTのGT-R。フロントにはチンスポイラーとオーバーフェンダーを装着し、スパルタンなスタイル。ガレージはエンジンクレーンなどのスペースを取るツール類は、隅の方にまとめて保管される。間口が広いうえに天井が高いので開放感も十分だ


>> スターロードが製作したS31Zは、モーテック制御のL28型改3.2ℓフルチューン。フルレストア済みの極上仕上げだ。


>>  ホイールはグロースターをセットする。電動パワステやクーラーも装備しており、遠出をするにしても3台のなかでも一番ラクにこなせるとか。


>> 「同じ旧車でも3台ともエンジンのフィーリングや乗り味がまったく異なるので、どれも手放せないんです」とオーナー。うらやましい限り。


半自動溶接機や溶接用マスクも所有しており、パイピングの修理なども自分でこなせる。
>> 半自動溶接機や溶接用マスクも所有しており、パイピングの修理なども自分でこなせる。


エアツールを使うのに欠かせないコンプレッサーはアストロ製。小型なタテ置きタイプなうえに、移動可能なキャスター付きなので使い勝手もいい。
>> エアツールを使うのに欠かせないコンプレッサーはアストロ製。小型なタテ置きタイプなうえに、移動可能なキャスター付きなので使い勝手もいい。


エンジンクレーンも所有しており、重作業もラクにこなせる。
>> エンジンクレーンも所有しており、重作業もラクにこなせる。

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【3】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT : HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO : AKIO HIRANO/平野 陽

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