ハコスカとZ、3台のガレージ【1】高さ3m! 建築資材置き場を改造したガレージ|旧車オーナーのガレージ道楽03

エンジン製作から板金塗装まで何でも自分でこなしてしまうオーナー。独学でマスターしているというからすごい。旧車仲間からの信頼も厚い

       
【建築資材置き場を改造してガレージにした2台のハコスカ&Zのオーナー!旧車オーナーのガレージ道楽03 vol.1】

自然にクルマ好きが集まってくるような居心地のいい空間。オーナーの愛車が収まるガレージは、まさにそんなアットホームな雰囲気だ。
リビングから愛車を眺められたり、最新型のリフトが完備されているわけでもない。誤解を恐れずにいえば、昭和の時代にタイムスリップしたかのようなムードすら漂う、趣のあるガレージだ。

「親父が建築業を営んでいて、もともとはその作業場だったんです。しかし現役を引退して使わなくなった。そこで、以前はシートカバーを付けて野外に置いていたハコスカを、12〜13年前からここに保管するようになりました」と、オーナー。

ガレージといっても大かがりなリフォーム工事をしたわけではなく、土間だったのをコンクリートに打ち替えたくらい。
温かみのある木の壁も、工具やケミカルを収納できる棚も当時のまま。

しかし、シャッター付きなうえに、広々としたスペースや高さ3mと余裕のある造りの天井は、クルマを保管する場所としても最適だった。

【2】に続く

>> 【画像25枚】板金作業からエンジン製作まで行える 趣のあるガレージ空間に旧車仲間が集う。木造モルタル構造のガレージは、味わい深い昔ながらの雰囲気。木製の棚がいくつも設けられており、ストックパーツや工具を置いておける



>> 据え付けの木棚には、工具やケミカル類が所狭しと並ぶ。オイルやフィルター、ブレーキフルード、パッドなどの消耗品も常備しており、いつでもメンテナンスが可能だ。作業に欠かせないブレーキクリーナーも大人買いしていた。

年季の入った作業台の上に置かれていたのは年代モノの電動グラインダー。金属を切断したり研いだりする際に役に立つ。
>> 年季の入った作業台の上に置かれていたのは年代モノの電動グラインダー。金属を切断したり研いだりする際に役に立つ。


 ミッションやデフオイルを交換する時に便利なオイルポンプも用意する。
>> ミッションやデフオイルを交換する時に便利なオイルポンプも用意する。

エアコンを完備していないため夏場には室温がかなり上昇する。スポットクーラーは欠かせないという。
>> 。

【2】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

旧車オーナーのガレージ道楽03(全4記事)

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TEXT : HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO : AKIO HIRANO/平野 陽

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