19歳オーナーのレーシングビートRX-7【3】お給料は生活費以外、すべて愛車につぎ込んで作り上げた1台|1989年式 マツダ サバンナRX-7 GT-X(FC3S)vol.3

車両は1989年式RX-7のGT-X。後期モデルなのでコンビネーションランプは丸形4灯となるが、本物のレーシングビートのマシンに合わせて前期用を装着。ホイールはENKEIのRS05RR

【2】から続く
ロータリーピュアスポーツとして登場した2代目RX-7も生産終了からすでに30年以上が経過。カスタムの世界では徐々に姿を消しつつあるFC3Sを三好自動車がスポーツテイストを盛り込みアップデート。まだまだ現役で楽しめる!

【1989年式 マツダ サバンナRX-7 GT-X(FC3S)vol.3】

仕上がりに大満足のオーナーだが、本家レーシングビートの完全コピーではなく、エアロパーツやホイールなど細部はオリジナルのテイストを盛り込み、現代流のモディファイも加えながら、自分だけの1台に仕上げている。

「レーシングビートにみせられて、近づけたくて、ここまでやってしまいました」と笑うオーナー。お給料は生活費以外、すべて愛車につぎ込んでいる。クルマ離れと呼ばれてひさしい昨今、ここまでのめり込む若者がいることは、自動車業界に携わるものとしてはとても心強いし、うれしく思う。

「友人からは『アホじゃないの?』といわれてますが、私にとっては最高のほめ言葉です。この仕様にしてからパーキングでもどこでも声をかけられる機会が増えました」

>> 【画像18枚】サイドミラーはRE雨宮製。エアロはフロントバンパーがRE雨宮で、サイドにはRマジックをあえてチョイス。

エンジンは三好自動車おすすめのブーストアップ仕様で250㎰/30.0㎏-m。タワーバーはRE雨宮製を装着。ルックスはインマニを除けばパンデム仕様と同じだ。
>> エンジンは三好自動車おすすめのブーストアップ仕様で250㎰/30.0㎏-m。タワーバーはRE雨宮製を装着。ルックスはインマニを除けばパンデム仕様と同じだ。


エアクリーナはトラストのエアインクス。

>> エアクリーナーはトラストのエアインクス。


【1】【2】に続く

主要諸元 Specifications
89年式 サバンナRX-7(FC3S)

■ボディ:8点式ロールケージ、フロントメンバーサポート、RE雨宮製フロントタワーバー
■エクステリア:レーシングビート仕様ラッピング、RE雨宮製フロントバンパースポイラー/サイドミラー、R-Magic製サイドステップ、前期リアコンビネーションランプ、レイブリック製ヘッドライト+IPF製LEDバルブ
■エンジン:13B型(654㏄×2ローター)サイドサポート加工、250ps/30㎏-㎠(過給圧0.9㎏/㎠)、トラスト製プロフェック
■吸排気系:トラスト製エアインクス、φ70㎜柿本改ステンレスマフラー
■冷却系:トラスト製アルミ2層ラジエーター、三好自動車製インタークーラー
■駆動系:マツダスピード製クラッチ/フライホイール、OS技研製LSD
■燃料系:SARD製燃料ポンプ
■制御系:社外コンピュータ、トラスト製プロフェック
■サスペンション:IDEAL製トゥルーヴァパ車高調(F)9㎏/㎜(R)6㎏/㎜
■ブレーキ:DEXELローター+IDIパッド
■タイヤ:ハンコックヴェンタスV12evo(F)215/40R18(R)235/40R18
■ホイール:ENKEI RS05RR 18×9J +35
■インテリア:Greddyステアリング、BRIDE×Greddyコラボバケットシート(運転席)、FC3Sアンフィニ用バケットシート(助手席)、シュロス製4点式ハーネス、日本精機製Defi製メーター(ブースト、油圧、油温)、Pioneer FH9400カーナビ
【1】【2】から続く

初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1989年式 マツダ サバンナRX-7 GT-X(全3記事)

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TEXT : SHINICHI YAMAZAKI/山崎真一 PHOTO : RYOTA-RAW SHIMIZU(FOXX BOOKS)/清水良太郎(フォックスブックス)

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