吠えろ! ツイン・エンジン!【2】「イルムシャー」や「ハンドリングバイロータス」など海外メーカーが手掛けた人気モデルも|1982年式 いすゞ ピアッツァ XE

XEに標準装備となる13インチアルミホイール。ピアッツァのアルミホイールは凝っていて、年式やグレードによりデザインが異なる

【1982年式 いすゞ ピアッツァ XE Vol.2】

【画像20枚】コンセプトカーの「アッソ・デ・フィオーリ」をベースに市販モデルとして81年に誕生したのが初代ピアッツァ。内装で特徴的なのが、XEに標準装備のデジタルメーター。中央に速度表示、その左側の垂直バーがタコメーター、速度表示の下に速度警報とフリーセット・スピードアラームのバーグラフを配置

自動車デザイン界の巨匠イタリアのジョルジエット・ジウジアーロがデザインを担当し、79年3月のジュネーブ・モーターショーでコンセプトカーの「アッソ・デ・フィオーリ」。

そのデザインをベースに市販モデルとして81年に誕生したのが初代ピアッツァだ。デビュー当初の搭載エンジンは2L 直列4気筒のG200型SOHCおよびDOHCだったが、折からのパワー競争に対応するため、84年に2L SOHCターボの4ZC1-T型を投入した。


>> フラッシュサーフェス化された流麗なスタイルは「マヨネーズボトル」と愛着を込めて呼ばれていた。今でも先進的なデザインは色あせない。

また、83年と87年にマイナーチェンジを実施して、ドアミラー化やデザイン面をブラッシュアップ。
このほか、ドイツのイルムシャー社が手がけた「イルムシャー」や、イギリスのロータス社が手がけた「ハンドリングバイロータス」も人気が高いモデルだ。


>>テールゲートにガーニッシュが付くのが前期〜中期の特徴。表記の文字は前期は「ISUZU」、中期は「PIAZZA」となる。

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1982年式 いすゞ ピアッツァ XE(JR130)

全長×全幅×全高(mm) 4310×1655×1300
ホイールベース(mm) 2440
トレッド前/後(mm) 1345/1355
車両重量(kg) 1190
エンジン型式 G200型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1949
ボア×ストローク(mm) 87.0×82.0
圧縮比 9.0:1
最高出力(ps/rpm) 135/6200
最大トルク(kg-m/rpm) 17.0/5000
変速比 1速3.312/2速2.054/3速1.400/4速1.000/5速0.840/後退3.550
最終減速比 3.909
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/3リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 185/70R13(前後とも)
発売当時価格 246.5万円

【3】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1982年式 いすゞ ピアッツァ XE(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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