【1984年式 マツダ サバンナRX-7(SA22C) Vol.4】
「路面の追従性に優れていて、よく動きます」とオーナーは語る。
ブレーキ系は、フロントがFD3Sの16インチホイール用純正キャリパー、FC3S用の 15インチローターをSA22Cのスピンドルにブラケットキットで装着。ハブもERCオリジナルとなっている。リアはFC3Sの15インチローターを組み合わせた。
ボディカラーは2型NBロードスターのクリスタルブルーメタリック。フェンダーは叩き出し、リアスポイラーはパテ埋めで一体感を出している。インテリアはアンダーコートを剥がし、ロールケージを装着する。すべてが仕上がるまでほぼ1年。ERCコンプリートといえる1台は、大きなトラブルもなく16年を走りきり、令和の時代も走り続けるだろう。
>> 【画像22枚】片山タイプのリアスポイラーは、製作途中の全塗装時にパテ埋めした。ドアなどのモール類もレストア時にすべて新品に交換している。コクピットのシートは、運転席にフルバケットのレカロSP-G。助手席はリクライング可能なタイプに変更してある。左右ともサベルトの4点式ハーネスを装備するOWNER
オーナーの手元にやってきて16年。SA22Cのオドメーターは18万キロを刻むが、この16年での走行は1万5000キロほど。レストアした直後のほうが走っていたとのことから、最近は年間1000キロ走らないくらいだという。
>> 11000rpmまで刻まれた特注のタコメーターが印象的なインパネ。ヒーターのみ生きており、クーラーなどは装着していない。また、パワーステアリングも未装着。
>> 追加メーターは、上にDefiの水温計、油圧計、油温計が並び、下段には大森メーターの燃圧計と電圧計をレイアウト。納車当初、センターコンソールにはオーディオも装着されていたが、ブリッジポートのレスポンスとサウンドを楽しんでいると、音楽も聴かないため、取り外したという。シフトノブはトラストのGREXを装着
>> 16年前の納車後に後付けしたといえば、このアンダーパネルくらい。とはいえもう少し改善したいそうだ。
>> マフラーはERCオリジナル。当初はNA用だったが、ナラシが終わり上まで回すようになると若干抜けが悪い感じがして、ターボ用に変更。ターボ用はパイプ径が太く、高回転域での抜けが最高だという。
>> フォグランプはレアなFET極東ものを装着している。あこがれのERC製JSSフロントスポイラーも装着。
軽量ボディに6㎜ブリッジの 快速ストリート仕様のSA22C
■エクステリア:ERC JSS Fスポイラー、片山タイプRスポイラー、253タイプミラー、鉄板溶接オーバーフェンダー
■エンジン:13B型6㎜ブリッジポート(250-260ps)、ウエーバー48IDA(イタリア製)、極東製インマニ、RX-8ローター、ダイナミックバランス
■駆動系:OS技研製ツインプレートクラッチ、クロモリフル軽量加工フライホイール、OS技研製3速クロスミッション、4.77ファイナル、純正4ピニ加工強化デフ
■足まわり:ERC製コイルオーバー車高調
■タイヤ:アドバン ネオバ(F)205/55R15(R)225/50R15
■ホイール:スピードスターMK-Ⅲ Bタイプ(F)15×8J ±0 (R)15×9J ±0
■内装:日本精機Defi製メーター(水温、油圧、油温)、大森メーター製メーター(燃圧、電圧)、レカロSP-G(運転席)/リクライニング式(助手席)、6点ロールケージ、内張り/エアコン/パワステ/パワーウインドーレス、アンダーコートはがし、車重1000㎏
初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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