ブルUバン【2】「L型の柿本レーシングとロータリーのRE雨宮」は自分の中の2大ヒーロー。|1973年式 日産ブルーバードU バン

シフトコラム上に、ドラッガーの必需品であるシフトライトをセットしている。その横はPLXの空燃比計だ

[2/7]今から30年ほど前、L型チューン全盛期。柿本レーシングは名実ともにチューニング界を制した。ここで紹介するブルーバードUは、L型チューンの伝説ブランド「柿本」の魂を宿すチューンド。オーナーは、あえて4気筒、しかもバンのボディで、L型4気筒チューンの新境地を切り開く。

【1973年式 日産 ブルーバード U バン Vol.2】

【画像27枚】ハイチューンに対応するレース用仕様のダンパープーリーを装着。これだけでもクランクシャフトやメタルのストレスが大きく変わる、高回転高出力エンジンには効果絶大なメニュー

最速チューナーへのあこがれの気持ちは今も変わらず、「L型の柿本レーシングと、ロータリーのRE雨宮が、自分の中の2大ヒーロー」とオーナーはいう。

だからこそ2年前、旧車モディファイが一段とブームになる中、愛車のチューニングを思い立った時、迷うことなく柿本レーシングの門を叩いた。地元の香川県坂出市から柿本レーシングがある大阪府堺市までは、片道200kmを超える距離。積車にブルバンを積み、店に持ち込んでの依頼だ。


>>オーナーの要望は、ドラッグ、サーキット、街乗りのいずれもで速いこと。ドラッグ仕様ながら冷却系にも手を抜かず、ラジエーターはアメリカ製のOPLで容量をアップしている。

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【3】へ続く

初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1973年式 日産 ブルーバード U バン(全7記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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