リアル80年代製品を振り返ってみよう! 当時はレーシングカーの本気の機能パーツだった|マイ・フェイバリット ロティフォームエアロディスク【2】

ハヤシレーシングのテクノRシリーズには、オプション設定で、エアロカバーが用意されていた

【マイ・フェイバリット ロティフォームエアロディスク vol.2 】

ところでコレって、当時はレーシングカーに装着されていた本気の機能パーツだったはず。80年代の耐久レースを席巻したポルシェ956用にBBSホイール開発した「ターボファン」が鮮烈だった。

これはブレーキ冷却をするため、風を積極的に取り込めるように裏側にフィンを付けていた。日本でも、トヨタ童夢86Cがレイズの「エアロカバー」を採用していた。もちろん、レーシングカーに使われる技術をフィードバックした製品が、市販されるのは常。

BBSもレイズも一般向け商品を用意していたし、スピードスターやハヤシレーシング、無限もカバー付きホイールを発売した。当時は最先端のホイールと持てはやされたものだ。

オヤジ世代はアルミホイールをドレスアップというより、バネ下重量低減で、ハンドリング性能アップにつながるものと考える人が多いはず。時代は変わって、今やホイールは見せる傾向が強くなっており、ホイールカバーの復活もその一端なのだ!!

【画像10枚】レーシングカーに使われる技術をフィードバックした製品が市販化されてきたのは常だ。


>>80年代の耐久レースを席巻したポルシェ956。BBSが開発したターボファン付きホイールを装着している。


>>日本の耐久シリーズに参戦していたトヨタ童夢86C。ホイールサプライヤーであったレイズのエアロカバー付きホイールを装着していた。



初出:ノスタルジックヒーロー2019年6月号 Vol.193
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


【2】へ続く

関連記事:マイ・フェイバリット

photo:Takefumi Taniguchi/谷口岳史

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