日産と4WDのスバル、そしてトールボーイのMM思想のホンダ|コンセプトカー&ショーモデル編【4】第24回 東京モーターショー 1981

第24回 東京モーターショー 1981 ホンダブースのシティ

       
東京モーターショーに出展されたコンセプトカー&ショーモデル

【 第24回 東京モーターショー 1981 コンセプトカー&ショーモデル編 Vol.4】

【3】から続く

 日産は鮮やかなイエローのボディカラーに身を包んだNX‐018をターンテーブルに載せている。エクステリアを見れば分かるように、後のマーチだ。デザインはフィアットウーノと酷似していたことからジウジアーロでは、とうわさされた。日産初のアルミ製4気筒エンジンも注目を集めている。富士重工の注目モデルは、レオーネツーリングワゴンの本革仕様だ。

>> 【画像13枚】第24回 東京モーターショー 各メーカーブースの模様など



[日産NX-018]

日産ブースの展示車の筆頭がNX-018だ。年明けに発売されたが、車名は公募によって決められ、マーチに決まった。エンジンは新開発のMA10型直列4気筒SOHCを積んでいる。後にターボ搭載車も加えられた。




[スバルレオーネツーリングワゴン]

最初にパートタイム4WDを商用のバンで送り出したが、1980年代になると乗用車登録のツーリングワゴンを投入している。ショーには粋なレザーインテリア仕様を展示した。エンジンは1.6Lの水平対向4気筒だ。

[ホンダ シティ]

トールボーイデザインを採用し、メカ部分を極限まで切り詰めたコンパクトカーだ。ショーと同時に発売され、会場でパッケージングを確認する人も多かった。エンジンは高効率の1.2L直列4気筒SOHCを積んでいる。



初出:ハチマルヒーロー 2015年 09月号 vol.31
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

第24回 東京モーターショー 1981 コンセプトカー&ショーモデル編(全4記事)

関連記事:第24回 東京モーターショー 1981

関連記事:東京モーターショー




【1】【2】【3】から続く

text : HIDEAKI KATAOKA/片岡英明 photo : JAMA/一般社団法人 日本自動車工業会

RECOMMENDED

RELATED

RANKING