ハコスカ歴18年の大ベテランによるインプレッション|試乗レポート【1】1970年式 スカイライン HT 2000 GT-R

ハコスカ歴18年のオーナーが選んだ 軽量アルミハブ+低反発スプリングの組み合わせ

       
サスペンションの一部を担うスプリング。レートばかりが注目されがちだが、その乗り味は巻き方や素材により異なることをご存じだろうか?
今回はプロテックの低反発スプリングに注目。オーナーの生声インプレッションを紹介する。

【PROTEC 低反発リアスプリング 生声レポート Vol.1】

製品解説編から続く

 トップバッターは、ハコスカ歴18年の大ベテランだ。週末には海岸線を流したり、サーキットを楽しんでいるという。足まわりはアラゴスタベースのプロテック車高調で、レース用オプションのリアスタビを組んでいる。2週間前にリアを低反発スプリングにしたばかりというが、
 「元々、プロテックの足はしなやかですが、これまで以上に地面に吸い付いているような印象。路面の継ぎ目に乗り上げても跳ねずにストンと収まってくれます」と上々の評価。サーキット走行はこれから。ウエット路面でどれだけトラクションが稼げるかも気になるそうだ。ちなみに、オーナーはプロテックのフロント用アルミ軽量ハブも組み込んでいる。


 「ノイズが減って、タイヤの転がりがスムーズになりました。今どきっぽい走りの雰囲気ですね。あと見た目も大きい。純正ハブキャップのほうが好みと思っていたのですが、いざ付けてみるとこっちのほうがカッコいいと感じます。お気に入りです」

>> 【画像29枚】サーキットは富士や袖ヶ浦がメイン。減衰力ダイヤルを5段戻しと締め上げて走っている。リアフェンダーのツライチ具合もお気に入り!



>> 爽快な吹け上がりを見せるエンジンはプロテック・ステージ3の2L仕様。サーキット走行に備えてアルミ製ラジエーターも導入済みだ。





>> 元々は4ドアセダンのPGC10に10年ほど乗っていたが、ツーリングの際に2ドアに試乗させてもらい、その走りの違いを実感。2年ほど前に1970年式のKPGC10に乗り換えた。

1970年式 スカイライン HT 2000 GT-R (KPGC10)

SPECIFICATIONS 諸元
エクステリア:チンスポ、リアスポ、フロントオーバーフェンダー 
エンジン:S20型改、プロテック・ステージ3(鍛造ピストン、クロモリH断面ロングコンロッド、ハイカム、強化バルブスプリング、各部バランス取り、燃焼室加工、容積合わせなど)、ウエーバー45DCOE、アールファクトリー・エキマニ 
サスペンション:プロテック製アラゴスタ車高調 (F)スウィフト7kg / mm、(R)プロテック製リア低反発スプリング18kg / mm / アルミ軽量ハブ / 純正レース用オプション リアスタビライザー 
ブレーキ:AP製4POTキャリパー 
インテリア:ダッツンバケットシート、チェックマン・ステアリング 
タイヤ:TOYO R888 (F)205 / 55R14 (R)225 / 50R14 
ホイール:RSワタナベ (F)14×8.5J (R)14×10.5J

Vol.2に続く

初出:ノスタルジックスピード vol.019 2019年2月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

PROTEC 低反発リアスプリング(全4記事)

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text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔 photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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