【アルト ワークス全世代一気乗り【2】1987年式 スズキ アルト ワークス フルタイム4WD RS-R】
1984年に登場の2代目アルトのホットモデルが、1987年に登場したアルト ワークスだ。軽自動車初となる550ccツインカムターボエンジンに4WDシステムを搭載したクラス最強の64 psのエポックメインキングな1台だった。
【EXTERIOR/エクステリア】
バンパー一体型のスポイラーに埋め込まれたビルトインタイプ大型フォグランプ。ナンバープレートを向かって左に寄せ、空いた側から走行風を取り入れる。ヘッドライトは標準でイエローハロゲンとなっている。
リアの特徴は存在感が無視できない巨大なバックドアスポイラー。ダウンフォース効果も高い。フロントと同じくリアバンパーもリアスカートと一体式。
>> 【画像63枚】一堂に会した全5世代のアルトワークス。各世代のエンジンルームなど 【COCKPIT/コクピット】
>> エアコンの温度と送風セレクトダイヤルが横向きに付くコクピット。赤地に白抜き文字のメーターパネルも印象的。
【DRIVER’S SEAT/ドライバーズシート】
左右比対称のシートはフルバケット形状で、コクピット全体から走りへの方向性がぶれずに伝わってくる。後期型はピンクの部分がグレーと黒の配色に変わった。
【ENGINE/エンジン】
当時の軽自動車最高出力となる64psをたたき出したF5A型エンジン。この値はメーカー自主規制の上限となった。
【EMBLEM/エンブレム】
購入時にオールペイント済みの状態で、ステッカーも再生されたもの。オーナーはステッカーのRSの色が銀色から赤に変わっている点が気になっており、塗装し直しを計画中とのことだ。
【MIRROR/ミラー】
シンプルなドアミラー。サイドウインドー用デフロスター機能が装備される。
【TYRE&WHEELS】タイヤ/ホイール
希少な純正2ピースアルミホイール。サイズはフロント、リアともに4J+45。タイヤサイズは155/65R13。
OWNER’S VOICE
他にGX81クレスタ、EU4シビック、DA64Wエブリイワゴン、そして70スープラを6台所有。家族からは無駄遣いしないで貯金しろと小言を言われる毎日。
1987年式 スズキ アルト ワークス フルタイム4WD RS-R(CC72V)
specification 諸元
●全長×全幅×全高 3195×1395×1405mm
●ホイールベース 2175mm
●トレッド前 後/1230/1200mm
●車両重量 650kg
●エンジン型式 F5A型
●エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ
●総排気量 543cc
●ボア×ストローク 62.0×60.0mm
●圧縮比 8.0:1
●最高出力 64ps/7500rpm
●最大トルク 7.3kg-m/4000rpm
●発売当時価格 109万円
初出:ハチマルヒーロー 2016年 5月号 vol.35
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
1987年式 スズキ アルト ワークス フルタイム4WD RS-R (全1記事)
関連記事:アルト ワークス全世代一気乗り
関連記事:アルト ワークス