塚本奈々美ともう1台のトリビュート!
コミックの登場人物もやがては峠からサーキットに戦いの場所を移すだろうとの発想から、「碓氷峠の真子が現行の86でサーキットを走る……」という夢の企画を考えた。私の2つ目の「リアル真子」プロジェクトを紹介。
【頭文字D トリビュート企画|塚本奈々美(現:塚本ナナミ)×86 Vol.1】
本誌2016年1月号(VOL・33)では、コミックの頭文字Dに登場するキャラクターの1人である佐藤真子のシルエイティを実車で製作して、D1レディースリーグに参戦するという私、塚本奈々美(現:塚本ナナミ)の頭文字Dトリビュート企画を紹介したが、2015年シーズンには、もう1つのトリビュート企画を実現した。
いずれは頭文字D主人公である藤原拓海くんやそのライバルたちもプロのレーシングドライバーとなり、そして舞台を峠から、サーキットなどへと変えるだろうという私の妄想のもと、「碓氷峠の真子が現行のトヨタ86でサーキットを走る……」という夢の企画なのだった。
頭文字D好きなら誰もが憧れるAE86。エンジンパワー的には非力で、ボディも大きいAE86。峠のバトルでは有利な条件が見当たらないそのクルマを駆る拓海くんがマシンパワーに勝る峠の強豪たちをバシバシとやっつけていくその姿は、爽快感と勇気を与えてくれた。その系譜を継ぐ現行の86。エコカーブームの時代に、純ガソリン車でFRのスポーツカーはクルマ業界に衝撃を与え、スポーツカーから遠ざかった大人たちをワクワクさせた。
>>【画像43枚】86レースのマシン、真子が全面に描かれたラッピングシートを見たときは感激ひとしお。 ラッピング作業にも立ち会う。徐々に仕上がっていく真子86など。頭文字D トリビュート企画 塚本奈々美× 86 歴戦の数々 ハチロク祭(2015年12月13日)
ポテンザブースに真子86を展示、86ファンの格好の被写体になっていた。
86タイムアタックにも参加、POTENZA RE-71Rは今季最高の相棒だった。
レースだけでなくドリフトもこなすAE86界のアニキ的存在、テックアートの鎌田社長にご用意頂いたAE86ドリフト車で、少ない周回数だったが、しっかりドリフトを楽しめた。思わず「めっちゃ、楽しい~」と叫んでいた。ちなみにこの日は、ネット番組「リアル真子・塚本奈々美Style」の収録も行われた。
筑波サーキットで毎年行われるハチロク祭、元々全国のAE86が集まる大イベントだったが、今は新旧86が集まるより楽しいお祭りに。今回は映画のプロモーションブースに「藤原とうふ店」の拓海86も展示された。
【2】に続く初出:ハチマルヒーロー 2016年 3月号 vol.34
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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