2016年のオートサロンに登場したRE雨宮スーパーシャンテ13B NAは、ストリートの「競争族」であるRE雨宮代表、雨さんのクルマとして製作された。コンパクトで軽量、そしてハイパワーなクルマが好きという雨さんは軽自動車が大好きなのだ!
【RE雨宮 スーパーシャンテ13B NA Vol.2】
【1】から続く そして2つ目が出版社の企画でレーシングドライバー谷口信輝選手の4A‐Gを搭載したトヨタスポーツ800との対決することになり、そのクルマとしての車種選択。こちらは、いまだヨタハチが完成しておらず、対決できていない。「ストリートカーなので、対戦場所は東名かな」とニッと笑顔で冗談を言う雨さん。その後、谷口選手のヨタハチは完成したが、対決は実現していない。
しかし、2016年7月に開催されたマツダチューニングフェスタでは、対決の相手である谷口選手がドライバーをつとめて初走行、セッティングも煮詰まっていないシェイクダウンながら、1分6秒台を記録。パワートレインを含め、公認取得は白でも大きなナンバーとなっており、この日も自走で筑波サーキットへ来場していた。その後、ストリート仕様へとアレンジされたスーパーシャンテ。そのスペックを見ていこう。
>>【画像25枚】エンケイRC-T4にヨコハマ・アドバンネオバAD08Rを装着。サイドシルはノーマルに比べて板厚をアップさせ、また高さ方向もアップ。さらにリアサスペンションアームの取り付けも同じフレーム部となっている燃料供給はキャブレターではなくインジェクション。デリバリーとともにインマニ上部に配置。吸気下にあるタコ足はストラット周辺とのかね合いから、ロータリーエンジンの理想の集合取り回しが難しいという。
ファンネル状のインテークがエアクリーナーボックスの中に顔を出す。
RE雨宮 スーパーシャンテ13B NA
SPECIFICATIONS
●エクステリア:RE雨宮スペシャルボディキット
●インテリア:AIM MXL Strada METER、ナルディφ360mm、ブリッドZODIA、RE雨宮クイッカーシフトノブ
●エンジン:RE雨宮SGTコンセプト 13B型ペリ インジェクションエンジン
●吸排気系:K&Nエアクリーナー、RE雨宮ステンロングエキマニ/ワンオフφ60mmマフラー ●点火系:VIPEC LINK ECU
●エンジンそのほか:RE雨宮ニューアルミオイルフィラーキャップVer.2/GTオイルフィィルター/ラジエーターキャップ
●駆動系:オグラクラッチレーシングコンセプトオーガニック、SA22Cマツダスポーツキット改、マツダスポーツキット4ピニオンデフ
●ブレーキ:エンドレス ●サスペンション:RE雨宮SPL クアンタムSCOOT spec.、SWIFTスプリング(F)5kg/mm(R)4kg/mm
●タイヤ:ヨコハマアドバンネオバAD-08R (F)195/50-15(R)205/50-15
●ホイール:エンケイRC-T4(F)15×6.5J+35 (R)15×7.5J+40) ※そのほかオリジナルワンオフ多数
【3】に続く初出:ノスタルジックスピード 2018年11月号 vol.018
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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