【アプローチは生粋のレーシングトラック!!】ダートを本気で走るために必要な高さへと導く! 本格的なアプローチを体現したトヨタ・タンドラ

悪路を走るために必要な高さへと導く。というこだわりの本格アゲスタイルを体現するタンドラ

       
悪路もワイルドに走破するためのリフトアップ&ワイドボディ化!

【画像10枚】必然的なワイドフェンダー化、走れるタンドラを実現するための足回りなど、悪路を走るために必要な高さへ導くというアゲスタイルを体現するタンドラの詳細はココをチェック!!

189cmの大柄なカラダでも乗れるクルマということでタンドラを購入し、当初は10インチアゲのUSストリートスタイルを構想していたオーナー。

そんな彼が本気ダートのアゲトラスタイルへ方向転換したのは、スピーカーズオーディオデザインの4WD部門「スキャッドオフロード」の担当者のデザートレース愛に影響されたからだ。

同じタンドラ乗りでもあるビルダーが熱く語る“走り”の魅力。
単にアゲて魅せるのではなく、悪路を走るために必要な高さへ導くというスタイルに惹かれ、レース前のコースチェックで使用されるプリランナー仕様への進化が始まった。

デザートレースが開催されてない日本では、あくまでも〝仕様”となるが、アプローチは生粋のレーシングトラック。

まずは、アームやドライブシャフト、タイロッドまでロング化を図って走行性能を引き出し、デュアルレートスプリングを持つフォックスのショックアブソーバーで走りの要となるフットワークを妥協なくセットアップ。

そこに本場プリランナーマシンをリスペクトしてのレーシングフェンダーやパネルバンパー、フロア切りスタイルでのスペアタイヤ搭載などといったスパイスが細かく注がれた。

ちなみに、タイヤ&足回りで3インチ強のアゲとなるが、コーナーで不安のあるリフトアップとは異なり、高速巡航でも接地感が高くて安心して乗れるとのこと。

その走破性の高さを満喫するため、休日ともなれば走れそうな場所を探して各地へと積極的に遠征しているとのこと。

性能ありきのレーシングスタイル探求から放たれる「機能美」。
ライバルとは一線を画すプリランナー仕立ての本物オーラで、アゲトラスタイルの真髄をトコトン究めた注目の1台だ。



>>足元をキメて、必要となるフェンダーボリュームを得るため、フロントは2インチ、リアは3インチワイドのレーシングフェンダーを投入。パイプフレーム前提のアイテムを加工して、ボディへとなじませている。


>>デザートレースのトップカテゴリーとなるトロフィートラックをモチーフに、フロア切りでスペアタイヤをマウント。低く後方へとマウントすることでトラクションを引き上げる機能面にもこだわっている。


>>タイヤを固定するタイダウンは、レースカーも使用しているスピードストラップを使用している。


>>BJボルドウィンのマシンを見習ってフェンダー上部へと取り回したマフラー。レイアウトに苦心したそうだが、フレアデザインのフェンダーと好相性だ。


>>敬愛するドライバー、BJボルドウィンが履くトーヨー・オープンカントリー・M/Tは、インナー加工して40インチをIN。メソッドレースホイールの17インチはオリジナルペイントとなる。




>>ロングアームやストロークたっぷりのショックアブソーバーなど、悪路を走るために必要なクリアランスとストロークが確保されたプリランナー仕様の足回り。本場のデザートレースにも訪れて作り込みを徹底チェックしたスキャッドオフロードがセットアップしている。


>>単純ににアゲただけでは、挙動不安定となってしまうようなシーンでも、高いトラクション性能と安定感で駆け抜けていく。


>>今後バケットシートやレーシングネットの追加を予定するインテリアには、レーシングマシン的にスイッチ類がインストールされている。ファック表記はダート走破で必須のダストランプとなる。


>>デザートレースにハマり、BJボルドウィンの動画でテンションを上げるオーナー。本格仕様の走れるタンドラを実現したこだわりの足回りは特筆すべきポイントとなる。

【画像10枚】必然的なワイドフェンダー化、走れるタンドラを実現するための足回りなど、悪路を走るために必要な高さへ導くというアゲスタイルを体現するタンドラの詳細はココをチェック!!


『カスタムCAR』2018年8月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:トヨタ・タンドラ/2008年型
SOURCE:sPeecaRs Audio Design、SCAD OFFROAD

PHOTO/稲田浩章 TEXT/四馬力

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