【「SNJ東京2022」をプレイバック!!】フロント10.5J/リア12Jの極太足元での絶品なツラ攻めとエアサスによる爆落ちフォルム! ドア2枚重ねの全幅36cmワイドボディ化も見逃せないRX-7

激低ローフォルム&超ワイドボディのRX-7(FD3S)

       
【ホットウィール限定ミニカー付き前売り券絶賛発売中!!】
Stancenation JAPAN」は東京・お台場で10月13日(日)&14日(月・祝)の2days開催!


エルビスが見初めたバッグドRX-7はワイドボディ化にトリックあり!!


【画像11枚】当時モノをレストア&リバレルで装着し、10.5&12Jの激太リムを完全に飲み込む足元、狭小スペースのクーペに多彩なギミックを施す深闇を切り裂く真っ赤なI.C.Eなど、超ワイドボディのヒミツが気になるFD3Sの詳細はココからチェック!!

超絶カスタムオーディオを機軸としたショーカーモディファイで、過去のSNJでも数々の話題作を送り出してきた東北の実力派ショップが山形県の「パワーサウンドM」。

今回の開催で見事エルビスのお眼鏡にかない『Stancenation CUSTOM AWARD』を奪取したコチラのFDは、創業時からの常連であるオーナー所有のユーザーカー。

数年前にNEOスポコン路線でコンプリートした内外装を土台に、ベースの固定概念に一石投じるボディリメイクで、比類なきスタンスマシンへと劇的進化を遂げた末、SNJ初デビューでアワードの栄冠に輝いたのであ〜る♪

外観チラ見の限りでは、極太足元での絶品なツラ攻めと、エアサスによる爆落ちフォルムに目を奪われがち。

だが、アーチ上げオバフェンに鬼キャンで収めたホイールは、フロント10.5J/リア12Jのリバレル18インチリムと、通常のFDに到底収まるハズのないサイズ。

そして、ベース本来の姿をよく知るヒトなら、フロントフェンダーからリアクォーターにかけての幅広かつグラマラスなシルエットに息をのむであろう。

持ち前のスタイリングを生かしつつ、渾身のメタルワークによる全幅約36cmものワイドボディ化によって、未だかつてない美麗ワイド&ローのアグレッシブフォルムに昇華させているのが、スタンスメイク最大のハイライトなのだ!

ワイドボディ化は純正フェンダーに鉄板を継ぎ足した程度とはワケが異なり、ノーズやテール回りまで、鈑金によるキメ細かい整形手術でプロポーションが整えられているのがポイント。

ドアにいたっては、元のドアの上からもう1枚ドアパネルを溶接合体してラインのツジツマとフェンダーとのチリを完璧に合わせており、リアデッキの9cmストレッチや社外エアロも前後のフェンダーに合わせてフル加工済みと驚愕の手数っぷりだ。

カスタムオーディオ&インテリアは、今回のボディリメイクにあたり、既に完成済みだったのを内装をドンガラにして組み直し。
パワーサウンドMのお家芸ともいえる、アクリルワークを駆使した音と光と映像のパフォーマンスの全開仕様とした。

ボディカラーとブリッドのバケットシートに合わせてコーディネートされたフルレッドの内装は、シートと同じBRIDEロゴ生地とファブリック素材による総張り替えで、サウンドシステムはMTXブランドで統一。

ドア内張りと後部スペースを完全占拠した外向きオーディオに、ラゲッジ床面の大画面モニターインストールなどなど、映画ワイスピ1のドミニクFDをはるかに凌ぐスペック!

海外のSTANCEフリークも驚愕間違いナシ☆
オバフェンやブリフェンのさらに上をいく世界に1台の神業級ワイドボディの超傑作に拍手喝采〜!!



>>エアロはオリジン製をフル加工。リアバンパーは真ん中でカットして、9cm横幅をストレッチし、ラインを滑らかな造形にリデザインしている。デュアルマフラーも、ミリ単位で形状や出幅にコダワったオーダーメイドの一点モノとなる。


>>フロントフェンダー6cm、ドア7cm、クォーターパネル9cmと、ボディの外板を切り貼りしてFD本来のフォルムを崩すことなく、横幅を拡張したボディ形成に豹変。テールレンズもノーマルより外側にオフセットされており、幅広にリデザインしたFRPワンオフのガーニッシュパネルや、リアゲート周辺の鈑金整形でツジツマを合わせている。


>>FDのフォルムをそのままに、ワイドボディ化すべく、元のドアの上にガラス窓とピラーを切除したもう1台分のドアパネルを張り合わせて溶接合体! キャッチ部分はドア2枚重ねをアピールすべく、接合面をあえて残している。




>>片側9cmワイド化のクォーターパネルと、さらに片側9cmワイド化したオーバーフェンダーには、10cmアーチ切り上げ加工を施した鉄板ワンオフでホイールをイン。メーガン改フルアームとエアフォースのエアサスで絶品スタンスをキメている。サイズはフロント:18×10.5J/リア:18×12J(オフセット非公開)。運転席側にOZフッツーラ、助手席側にMAEと、銘柄違いの90’s当時物をレストア&リバレルで装着している。




>>ダッシュボードは、エアコンのスイッチパネルをグローブボックス内に移設。10.2インチの大型モニターと、カロッツェリアのインダッシュDVDデッキがセンタークラスターを占拠する。助手席側には、デフィの4連ゲージを埋め込み、センターコンソールもステアリングに合わせたモモのシフトノブやワンオフのHパターンプレートを投入するなど、手数はテンコ盛りだ。


>>天井はシートと同じBRIDEロゴの生地を部分的にあしらい、アルミポリッシュのモールディングとLEDイルミでアクセントをプラス。ルームミラー手前に備わる光りモノは、アクリル板にMTX AUDIOのロゴをレーザー彫刻で施したワンオフの室内灯となる。


>>シート裏のラゲッジスペースには、フロントスピーカーとリアのサブウーファー用のアンプ4枚を立体的にレイアウト。その奥にはMTX95シリーズの15インチウーファー2発をインストールする。


>>リアハッチを開けると、6×9インチの楕円スピーカー4発と、ブレッドツイーター2発、さらにアクリル板のトレイでアンプが宙に浮いたようにインストールされた外向きオーディオがお目見え。ラゲッジフロアがアクリルボード2枚貼りのウーファーボックスを兼ねており、底面には35インチの大画面モニターを埋め込んであるのにもオドロキだ。


>>全幅約36cmプラスの超絶ワイドフォルムを見せつけるFD3S。当時モノをレストア&リバレルで装着した10.5&12Jの激太リムを完全に飲み込む佇まいが圧巻だ。

【画像11枚】当時モノをレストア&リバレルで装着し、10.5&12Jの激太リムを完全に飲み込む足元、狭小スペースのクーペに多彩なギミックを施す深闇を切り裂く真っ赤なI.C.Eなど、超ワイドボディのヒミツが気になるFD3Sの詳細はココからチェック!!


『カスタムCAR』2023年1月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:RX-7(FD3S)/1994年型
SOURCE:パワーサウンドM、ブッシュ・アート

PHOTO/佐藤亮太 TEXT/コンヒデキ

RECOMMENDED

RELATED