【ワイドボディのスペシャルリーフ!!】近代エコカーに往年スタイルをブチ込んだギャップがたまらん!

スタイリング重視で片側+70mmほどワイド化されたリーフのフェンダーは、いかにスポーティ感を出すかを検討した結果だ。

       
往年の手法で5年先取る!?
温故知新のワイルドフォルム

【画像8枚】尾林ワークス謹製のワークスフェンダーと片側70mmワイド化で往年のスタイルをGETしたフォルム、ワークのワイドホイールでこだわった足元など、エコカーリーフのカスタマイズの概要はココから☆

なつかしのボーイズレーサーをモチーフに、バックトゥ70’Sなリーフ『エクセルコート』だ。

そのコンセプトは単純明快。
昔のTSサニーのレーシングカーをイメージしたワークスフェンダーに、深リムをぶち込んだ、脱優等生なヤンチャスタイルとなる。

もちろん、リーフに合うワークスフェンダーなんてこの世に存在していないから、すべてワンオフメイキング。
ボリューム感のあるリーフを、片側約70mmとさらに過激にワイド化。

これに合わせるホイールは、当時一世を風靡したワークマイスター!
敢えて往年をイメージさせるメッシュをチョイスしながら、ディスクもボディに合わせたグリーンでペイントしてコーディネイト済み。

内装にいたってはレーシングイメージを強調するため、カーペットをひっぺがし、センターコンソールも取っ払ったスパルタン仕様に。
たぶん、日産の開発陣もここまで丸裸にされるクルマとは思っていなかっただろうに(笑)。

加えてオーディオは20数年前の技術を甦らせた、6オーダーバンドパスのプッシュプルという特殊形状。
最新を誇るリーフに、敢えて昔のテクニックを組み合わせるあたり、ボディメイクのコンセプトと共通する玄人好みのするところ。

「新しいクルマだけど昔っぽいスタイルも似合うハズ」
そんな尾林氏の思いつきから誕生したこのリーフ。

新旧入り混じったフォルム&技術で、唯一無二のエコカーカスタムが誕生した。




>>DJブースとしても活躍できるほどのオーディオセクションも見どころ。ウーファーの表をカバーした形状は、左右の位相を逆転させる特殊なプッシュプル形状。往年の技術で最新カスタムのサウンドをブラッシュアップ!


>>足元はボーイズレーサーの定番アイテム、18インチのワークマイスターメッシュをインストール。フロント9.5J、リア11.5Jの組み合せに、フルタップの車高調とユニバーサルエアのエアサスをドッキングしている。


>>ディスクもボディカラーに合わせ、グリーンでペインティング。ブレーキもオリジナルキャリパーに変更済みだ。


>>レーシングなイメージをアピールするため、カーペットやコンソールなどは取っ払い済み。シートもブリッドのリクライニングモデルに変更することで、和製レーサームードをアップしている。


>>リアドアを埋めた2ドアクーペ化も考えたものの、機能性を考慮して断念。リアフェンダーは3ピース構造に決定となった。


>>単純に昔のボーイズレーサースタイルを再現するだけでなく、エアサスやホイールサイズなどは現代の技術&カスタムセオリーに合わせてセットアップ。リーフだけに、懐古主義的志向ではなく、近代のヴィンテージスタイルを作り上げているというわけだ。


>>ワイドフェンダー化といっても、スーパーGTに参戦するニスモリーフRCとはまったく違うノリでワイド化したスタイルは、まさにヤンチャなボーイズレーサー。最新エコカーに旧車イメージをプラスする着眼点はサスガの一言。


『カスタムCAR』2015年3月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:リーフ/2013年型
SOURCE:尾林ファクトリー、クリーンエクセル、カーサービスヒロ、Tプロジェクト、イースコーポレーション

PHOTO/藤井元輔 TEXT/渡辺大輔

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