【チョロQルック パート2 !?】知り合いから数万円で購入したエッセを黒バンパーにした意外な理由とは??

シャコタン+鬼キャン&黒バンパーが超キュートなエッセ

       
チョロQルックで超キュート☆
これぞ癒しの黒バンパー!!

【画像8枚】跳び箱みたいなリアビュー、チョロQ感を高める小物たちなど、黒バンエッセのカスタマイズの全貌はコチラから☆

「USDMを狙って黒バンパーにした」

というハナシはよく聞くが、このオーナーの場合は事情が少し違う。
実はこのエッセ、知り合いから数万円で衝動買いしたもの。
車両を見ずに購入したモンだから、現物は内外装ともに、とにかく超絶ヤバイくらい汚かったそうだ。

「しかも、前後バンパーだけ、ナゼかゴールドで塗られ、早くこの汚いバンパーをキレイにしたかった!」
と、本当はボディ同色に塗りたかったのだが、ゴールドの塗装がはがれず苦戦。
とりあえずボロ隠しの策として、ホームセンターで1本数百円で売っている、ツヤ消し黒の激安缶スプレーで自家塗装。
これが、黒バンパーになったワケだとか……。

そんな紆余曲折な経緯をたどったエッセのコンセプトは、原寸大のラジコンカーやチョロQ。
「自分でイジって、自分で運転できる! だから、いろいろなステッカーを作って貼っとんのですよ」と、DIYが大好きなので、カスタマイズはすべてハンドメイドというワケ。

なかでもコダワリが、純正フェンダーにフロント8J、リア9Jの14インチをブチ込んだ足回り。
リアは、純正アクスルのセンターを切って独立タイプに加工し、そこに社外の可変式アクスルをドッキング。
フロントは、ロワアームを5mm延長&40mm上げ、タイロッドは10mm短縮加工している。
これで完成した激低車高とフロント9度、リア13度のキャンバー、そして、エッセ独特の台形ボディが相まって、その姿はまるで跳び箱みたい!

さらには、黒バンパー化によるバン的要素もプラスされ、ファニーなのにクールなルックスは、個性度200%。
街なかをチョロチョロ走り回る、1/1ラジコンエッセの完成だ!!



>>デカール類はオモチャ感をアピールするため、カワイイフォントにこだわった。アイデア満載にデコったデザインセンスが良すぎデス!


>>ゴーペットを載せるため、汎用ルーフキャリアに鉄角材を溶接してステーを自作している。


>>以前はユーロカスタムしたK12マーチに乗っていて、このエアロミラーはその時の遺品。純正のベースに本体をビス留めし、パテで成形してバンパーと同じツヤ消し黒でスプレー塗装している。


>>(シャコタン+鬼キャン)×エッセ=跳び箱(笑)。という計算式が存在そうなくらい、ツボっているリアビュー。黒バンパーにしたことで、結果的に重心が低く見えたというのもナイス! ストリートライド車高調が入り、フロント9kg、リア14kgのスプリングをセッティング。この低車高で、フロント全切りOKというのだから驚きだ。



>>ゴールドだったバンパーの汚さを目立たせないため! という、応急処置的にオーナー自らが塗った黒バン。がしかし、オーナーのウデがいいのか、ペイントのクオリティは缶スプレーとは思えないほど。この黒バンパーが、ただでさえカワイイシャコタンエッセに癒し効果を加えているのだ☆


>>助手席側にはステファンRSを装着。ボロボロだったのをリムをリペアしてスポークをペイント。シックスピードのピアスボルトに打ち換えている。


>>運転席側にはRSLを装着。ホワイトレターは、熱転写ラバーシートに自作ロゴをカッティングプロッターで切り出し、ヒートガンで熱を加えタイヤに転写したもの。フロント8J、リア9Jの14インチをセットしている。


>>エッセを選んだ理由が「安かった(笑)」からとオーナー(汗)。DIYが大好きで、タイヤチェンジャーにTIG溶接機など、一般家庭にはない道具も完備しているとのこと。完全に趣味の範囲を越えた黒バン軽カーの完成だ!!


『カスタムCAR』2019年11月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:エッセ/2007年型

PHOTO/是本信高 TEXT/くしはしてつこ

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