このハイエースのオーナーの長年の野望はただひとつ。「SBM(※スタイルボックスミーティングという商用車イベント)でアワードを獲りたい」。以前乗っていたナローボディ・S‐GLは、ハイドロを入れてロワードし、鍛造17インチホイールを履いて、シートはツイードを採用し、全体にまとまったクルマだった。が、まとまりすぎてて個性が埋もれていたのも事実……。そこで、現状打破のために、思い切って新車のハイエースでゼロからのカスタムを決意したというから恐れ入る。
>>【全画像7枚】詳細をチェックする
確定項は「着地」。正直、コレしか決めていなかったところ、「着地なんてゴロゴロいるし、そんなんじゃアワードなんて獲れるわけないよ」と愛のムチを入れたのは、カスタムCAR本誌ではおなじみティースタイルオートセールスの長谷川代表。「誰もやってないことをやらないとダメだよ」と、提案したのが純正ホイールの20インチ化だった。
「えっ!? 鉄ちんの???」と誰もが思ってしまうが、そうではなく、純正鉄ちんをカバーしているホイールキャップのデザインをオマージュした20インチホイールを鍛造1ピースで作ってしまおうという仰天プランを発案。早速3Dデザインを起こし、ワンオフでオーダー。で、この世界に一つだけのスペシャルホイールで着地を目指すという新ミッションに軌道修正が行われた。
ドナー車はオーナー自身が50歳(※取材当時)ということで、特別限定仕様車の50周年アニバーサリーリミテッドS-GLをチョイス(笑)。登録直後に“千葉の落とし屋”の異名を持つトリニティに即入庫。新車でもお構いなしにフェンダーぶった切り、アーチ上げ、Cノッチ加工、エンジン&ミッションマウント上げ、デフ部フロア加工など、超絶オペが連日行われた。
オーナーのもとへハイエースが戻ってきたのはイベント前日の土曜日(苦笑)。初めて新たな愛車を見て、「これなら戦える」と確信し、SBMのイベント会場へ。その結果は、アワードW受賞という最高の結果をもたらしたのだった。
『カスタムCAR』2020年1月号掲載
BASE CAR:ハイエース・ナローボディ・バンS-GL(50TH ANNIVERSARY LIMITED) 2019年型
SOURCE:ティースタイルオートセールス、トリニティ
PHOTO/渡部祥勝
【ジムニー乗り必見!】履くだけでクロカンっぽさ倍増のホイール!!
「アーマーボルト」と「骨太スポーク」でジムニーをワイルド感全開に!!【画像9枚】ジムニーの足元を着飾る最新・最旬のオフロード用ホイール!MGシリーズは、都会的な洗練されたデザインと、ワイルドで堅牢なデ ...
2024.10.10
CRSラリー号がシェイクダウン!!【01】待ちに待ったハイエースの本気 ...
【インデックス】に戻る準備は万全に整った。CRSラリー号が待望のサーキットデビューを飾る!!【画像33枚】ここで紹介するCRSラリー号の全貌はもちろん、CRSのドリフト号まで、CRSのスポーツ走行ハイ ...
2024.10.07
【ハイエースの足元にディープリムを!!】あのマイスターM1の系譜を継ぐ ...
不朽の名作「マイスターM1」の系譜をたどる段付きリムの1ピースホイール爆誕!!【画像10枚】クラシカルなメッシュディスク、見る者を魅了する激深リムなど、マイスターM1を継承するハイエース専用モデル「X ...
2024.10.01
CRSラリー号がシェイクダウン!!【02】CRSといえばハイエース・ド ...
【01】へ戻るCRSといえばハイエース・ドリフトでも話題に!今回ハイエースでラリーにチャレンジするCRSだが、過去にもハイエースで前代未聞のパフォーマンスを見せてくれた。それがドリフトだ! 1回目は2 ...
2024.10.07
【ハイエースをイマどきのスタイルに!】ローダウン×クロスオ ...
【画像32枚】ローダウンしたハイエースにクロスオーバー系デザインのエアロをまとう!ハイエースのローダウン派ユーザーからの圧倒的な支持を受け、常に人気上位に君臨するブランド「415コブラ」。さりげなく魅 ...
2024.10.03
【ハイエースの足元をNEWアイテムでキメる!】ヴァレンティからホイール ...
斬新なテールランプ、先進的なヘッドライト、車内が劇的に明るくなるLEDルームランプなど、愛車をカッコよくグレードアップしてくれるライティングアイテムのトップブランド「ヴァレンティ」。人気のハイエース用 ...
2024.09.27