絶妙フォルムにイブシ銀ブラシがダンディにキマる大人のバニング

       
ヌードルーフとアンダーエアロのバランスが絶妙なフォルム、そして漆黒のボディに浮かび上がる墨絵調エアブラシの物語。20年以上のバニング歴を誇るオーナーの経験とセンスを詰め込んだ、シブくてダンディーな1台の登場だっ!

オーナーにとって3台目となるこのバニング。もともと2台で卒業しようと考えていたところ、チームのメンバーや友人たちから名残を惜しむ声があがり、3台目の製作を決意したんだとか。コンセプトは、真っ白なボディに墨絵調のブラシが入っていた2台目から引き継ぎつつ、色を反転させてエアロメイクはよりシンプルに。「外観を派手にしなくてもかっこいいバニングになる!」という信念のもと、アダルトな魅力を放つ1台を完成させたのデス!

なによりも鮮烈な印象を与えるエアブラシは、先代から引き継いだ「鯉が龍へと変化していく物語」をさらに進化させたもの。右フロントで跳ね回る鯉5匹が右サイドにかけて滝登りをしてゆき、リアゲートで龍へと変身、そして左サイドで虎と対峙するという壮大なストーリーが全面を取り巻く様は迫力満点! 

一方ボディメイクの方は、アッパーエアロレスでアンダーに重量感を持たせるスタイルとし、最低限の延長加工にとどめてトータルバランスを重視しているのがポイント。フロントは30㎝延長しながら2段ダクトをさりげなく加工、リアバンパーはボトムにワンオフのM字型スカートを追加してゲートウイングとの見事なコンビを見せるなど、細かなエアロメイクにもベテランらしいワザとセンスを投入しているのも見逃せまセン!

単色ブラシとシンプルなエアロながら、これほどの迫力と存在感を実現してみせたバニング。「大人の余裕」を見せつけるその手腕に拍手喝采デス!!

写真11点>>エアブラシをはじめとしたバニングのすべてを確認!


>>シティのフロントバンパーは、ブリスターからのラインを崩さぬように延長し、ナンバーポケット&サイドダクトを加工。


>>シティのリアバンパーを延長し、鯉の尾びれを思わせるスカートをワンオフ加工。ゲートウイングとのバランスも抜群。






>>ブラック&ラメのボディに踊るエアブラシは、鯉が龍へ変化するモチーフを先代から受け継ぎ、さらに虎のシーンを追加。フロント〜右サイド〜リア〜左サイドと物語が進んでいく一大絵巻に!



>>外装と同じ白×黒のレザー仕上げ。 リアには2発で1400Wのウーファーとカロッツェリアの2wayスピーカー、オーバーヘッドには450Wコアキシャル、20インチフリップダウンモニターなど、オーディオも迫力アリ。


>>エアロはすべてシティ製。サイドは加工せず、このラインを基本にフロント&リアを延長。エアロ本来の持ち味を生かしたスタイルとした。


カスタムCAR2013年5月号掲載
BASE CAR:トヨタ・ハイエース・スーパーロング 2001年型

PHOTO/原 幸信

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