【昭和50年代にタイムスリップ!!】こだわりのレトロメイクでガイジンから見た“刺さる”昭和テイストを表現するハイゼットカーゴ

“まゆげ”フェイスにチェンジし、昭和レトロメイクを施すハイゼットカーゴ

       
まゆげハイゼット現役時の昭和50年代にタイムスリップしたかのようなこだわり満載!

【画像10枚】顔面はおなじみJET★GOGOの“まゆげ”、通勤電車がコンセプトのカーゴルーム、随所に施された昭和レトロメイクなど、チョ〜気になるハイゼットカーゴの詳細はココから!!

つり革や水中花シフトノブなどが流行った’80年代の日本のヤン車文化。
その魅力を海外、とくにJDM好きなアメリカ人に広く伝えたいと、オリジナルパーツをネット販売しているのが“JDM TSURIKAWA”だ。
販促活動のデモカーとして、関西在住歴13年の仏蘭西人のオーナーが“昭和レトロ”をイメージに製作したのが、このハイゼットカーゴというワケ。

最初はベースカーに昭和生まれの車両を探していたが、「ドレモ、オンボロデアキマヘン!」と諦めかけていたときに出会ったのがコイツ。
ちょうどJET★GOGOからハイゼットバン用“まゆげ”フェイスキットがリリースされたこともあり、昭和イメージにピッタリだったので即決!

ベース車自体は平成後期にさしかかった2005年型だが、まゆげ時代の純正ボディカラーにマット感をプラスしたり、鉄ちん12インチをワイド加工して履かせたりと、アレンジもお見事!
主力アイテムのつり革とリンクする’80年代のまゆげハイゼットスタイルで仕上げ、時代観を見事に昭和へ巻き戻している。

オーナーの’80年代へのこだわりは強く、インパネまわりは、レノマのステアリングやカセットデッキ(伊代チャンのカセットテープも!?)、さらにはアイドル全盛時の雑誌などをセットして、ガイジンから見た“刺さる”昭和日本テイストを表現。

また、イベント出展時にディスプレイスペースとなるカーゴルームにも注目!!
「ボクハノリテツヤネン!」と不要なカミングアウトまでかまし、通勤電車をイメージして、商品となるつり革を並べ、吊り広告(モノホンをヤ●オクで落とし、スキャンして縮小化している)まで見事に再現♪

当時モノにこだわらず、新旧パーツのMIXとアイデア(偏見!?)で仕上げた’80年代スタイル。
オモロイやないかーい!!



>>現行ハイゼットを懐かしきまゆげフェイスにチェンジするのがJET★GOGOのハイゼット用フェイスキットだ。ベース車両を探していた際にバン用が登場し、現行だけでなく、先代にも投入可能とのことで即オーダー。スタイリングをイッキに昭和へとタイムスリップさせている。


>>ボディカラーはまゆげハイゼットで採用されていたブルーが少し色褪せた仕上がりとなるように、マットクリアコートでフィニッシュ。昔の電車をイメージした識別章をリアゲートにマーキングするなど、現行スタイルのリアセクションにも違和感なくフィニッシュしている。


>>アイテム選択肢の限られる12インチホイールは、鉄ちんのワンオフワイド加工でブラッシュアップ。赤いデイトナセンターキャップのワンポイントアクセントと、リムの深さのコンビネーションで、シンプルな昭和感を引き出している。


>>リアバンパーには仮ナンバーを模したライセンスプレート(夜露死苦!?)や、バタフライのホタルランプで独自進化させたつり革をセット。誌面で伝えられないのが残念だが、’80年代に流行ったバックメロディなど、こだわりを注入しまくり!!


>>実際に電車で使用されていた吊り広告をリサイズしてあしらうなど、昔の電車内を再現して仕上げたカーゴルーム。つり革は丸型、ハート型、星型などがあり、カラーも豊富に用意。電車内をリアルに再現するために、カーゴルームには横向きのベンチシート設置も検討中だ。


>>レノマのウッドステアに水中花シフトノブの鉄板コンビで’80年代へタイムスリップ。水中花シフトノブ装着のためだけでなく、走りの楽しさを味わうため、MTモデルをベースとしている。


>>シートまわりは、昭和感感じる生地でワンオフ製作したシートカバーでアレンジ。アシストグリップに開発中の扇風機もセットしている。


>>カセットデッキはもともと装着されていたものだが、その存在を引き立てるため、当時モノのカセットテープをさりげなくポケットスペースへ配置している。


>>内張り処理やシートカバーだけでなく、当時モノのアイドル雑誌やアイテムを吟味して各部へ配置。徹底した昭和レトロメイクで、まゆげハイゼットの完成度を高めている。


>>リアルな昭和車ではなく、コンディションのいい’05年型のベース車両でまゆげフェイスにチェンジしてカスタムしているのがポイント。フランス出身オーナーこだわりの昭和レトロメイクが炸裂する。

【画像10枚】顔面はおなじみJET★GOGOの“まゆげ”、通勤電車がコンセプトのカーゴルーム、随所に施された昭和レトロメイクなど、チョ〜気になるハイゼットカーゴの詳細はココから!!


『カスタムCAR』2022年1月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイゼットカーゴ/2005年型
SOURCE:JDM TSURIKAWA、ガレージイル、ニュークレヤ

PHOTO/上新庄写真センター TEXT/四馬力

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