鹿児島を代表するクラブ、龍桜船団の看板車として全国にその名を轟かせているのが、同クラブの会長が15年以上の歳月をかけてコツコツと飾り上げてきたこのクルマだ。
奇抜な鏡面パーツを過積載した超絶&アバンギャルドなスタイルは、観る者から驚嘆と賞賛を引き出すに十二分。なかでも平型バイザーの天板から天空に延びるツノを思わせるポールのデザインは、意外性と独創性を兼ね備えた唯一無二の逸品だ。
また、箱前面にこしらえた絢爛豪華なパーツも、セオリーにとらわれない大胆さとユニークさで異彩を放っている。さらに、棒チップを駆使したディテールメイクの数々も伝統工芸品よろしく精巧で、他車に類をみないビジュアルを披露。各パーツには多数の蛍光灯を内蔵するほか、随所にエレガントな名文句アンドンを組み合わせるなど、モダンパーツの魅力を徹底追求し、スーパーアートをひいきにする全国のアートファンの期待に応えている。
なお、ボックス仕様となるミラーステーのブレ留めや超巨大バスマーク、ドアに流した電飾ボックスなど、光りモノを組み合わせたパーツ群もみごたえ十分。この圧巻の勇姿を拝みたい方は、ぜひ毎年GWに行われる龍桜船団主催の撮影会にお越しのほどを!
【写真6点】観る者から驚嘆と賞賛を引き出すクオリティ。カミオン2009年11月号トップアートをもとに再構成