アンドンスペースを多くとったキャデラックバンパーを筆頭に、菱形棒チップをあしらったミラーステーや、前面に美麗なアンドンを備えた平型バイザーなど、キャブ周りにはロングスケールなワンオフパーツ類を積極的にラインナップ。
一方、箱上に搭載したFRP素材のバスロケットや、お気に入りの文句をつづったアンドンを流したサイドバンパー、8発の丸テールを深掘りに収めたリアバンパーなど、荷台セクションにも重厚さとオリジナリティを兼ね備えた大型パーツ群をバランスよくコンビネーションしている。
また、このクルマの目玉といえる箱3面ペイントは、実力ペインターのヤマヨシが手腕を振るった傑作で、両サイドに“武者絵”を活写するほか、リア観音扉には静岡にあるという「不動明王像」をモノトーン調で写実的にペイント。また、助手席側の絵は今後「花魁」をモチーフにした作品へとリペイントする予定があるという。
なお、鏡面張りが美しい箱前面に3枚のアンドンをレイアウトするほか、フロントバンパー前面にもアンドンを多投するなど、ビジュアルメイクのかずかずも充実している。組み合わせた電飾をすべてLEDで統一することにより(800個以上!)、モダン志向なナイトシーンをみせつけてくれる。昼も夜も抜群のアピール度を誇る注目車は、今後のリメイク&さらなるアート・アップから目が離せないゾ。
【写真7点】超絶フルアート。カミオン2008年12月号トップアートをもとに再構成